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一生懸命

 2018年もあと一週間を残すのみとなった。年末を迎え、皆さん何かと忙しい日々を過ごしておられることだろう。以前、紹介させていただいたが、一年を上手に締めくくることは、新たな年を上手に迎えることにつながると思い、29日は今年一年間を振り返り、30日は一年間お世話になった方々を思い起こし、31日には新年の抱負を考えるようにしている。そういう意味では少し早いのだが、一年の振り返りと気づきの一端を紹介させていただきたい。

 11月に親父の緊急手術と娘の卒業式が重なってしまった。その対応で多くの方々にご迷惑をおかけし、またお世話になった。まずは、お詫びと心からの感謝の気持ちを申し上げたい。親父は80歳、数年前に夫婦でやっていた理髪店を閉店、透析で命を繋いでいる母親と九州の田舎で暮らしている。定期健診で見つかった肝臓ガンで即刻入院。リスクが高い手術の決断だったが、おかげさまで手術は成功、何とか一命をとりとめることができた。しかし、術後の状態はあまり良いとは言えず、老々介護の状態が続いている。

 一方、私には2人の娘がいる。親バカと言われても仕方がないが、2人とも素直で頑張り屋に育ってくれた。思い起こせば、2人の幼稚園時代に入園式と運動会、そして長女が小学生の頃に一度運動会に行ったくらいで、あとはワイフに任せっきりだった。苦労をかけたことに対する懺悔の気持ちも多少あり、家族でイギリスへ渡航し、6世紀に起源を持つカンタベリー大聖堂で行われた次女の卒業式に参列。長かった子育て期間の終了を夫婦で感慨深く感じ、これまでを思い起こす良い機会となった。

 私にとって大きな2つの出来事が同月に起きたのだが、卒業式にキャンセルすることなく参列できたことは、偶然とは思えず、どのよう受け止めるべきなのだろうかと自分に問いかけ続けた。
「私は子として、親として、あるいは夫として、良くやっていると言えるのだろうか?」と。

 そんな時に、ある友人から勧められた映画「生きる」(黒澤明監督 1952年作)を観た。自問に対する答えを見つけた気がした。それは自省することは大事だが、どう考え行動しているのか?その姿勢こそ大事なのだと気づいたからである。あらすじを簡単に紹介すると「30年間無欠勤の市役所市民課長。ある時、自分が末期癌であることを知る。暗い気分の主人公に息子夫婦の冷たい仕打ちが追い打ちをかける。そんな時期に出会った事務員の生き方・考え方に、今までの自分の仕事ぶりを反省。心機一転、これまで住民から何度も要請があったにもかかわらず、その都度たらい回しにして、実現することがなかった子供達が遊べる小さな公園づくりに懸命に取り組む。できない理由や多くの障害がある中で、やろうという強い思いや使命感を持っているかを自らに問う姿。死に直面した公務員の生き方を通して、人間の真の生きがい、働きがいを問いかける」そういう内容であった。

 主人公の姿を観て強く感じたのは、「一生懸命」という言葉である。今更申し上げることでもないが、広辞苑には「物事を命がけですること」とある。映画のクライマックスで、主人公は出来上がった公園のブランコに座って楽しそうに歌を歌いながら亡くなったのだから、まさにその通りだと思った。しかし、この「一生懸命」という言葉には、その人が一生を命がけで生き、力一杯頑張ること「一生を懸命に生きること」を応援している意味があると思えてならない。すべての人達がそれぞれの人生を必死で生きている、そのことを応援し、助け合い支え合う世の中にしたいと心から願う。
新年が皆さまにとって、笑顔があふれる良い年になりますように。

中央執行委員長 野中 孝泰

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