電機連合

文字の大きさ

電機連合とは

電機連合の基本理念や運動方針など、電機連合のWhat's!にお答えします。

時季(とき)に応じて

2019年総合労働条件改善闘争

2019春闘がスタート

 「春闘とは、日本において毎年春頃から行われる、ベースアップ等の賃金の引上げや労働時間の短縮などといった労働条件の改善を交渉する労働運動である」とウィキペディアでは紹介されています。また英語では"shunto labor talks "と訳されているようです。「春闘」は世界的にも「シュントウ」のようです。歴史を振り返れば、1955年1月に6つの産業別単一労働組合(私鉄総連、炭労、電産、合化労連、紙パ、全国金属)が集まって「春季賃上げ共闘総決起集会」が開催され、同年3月に化学同盟と電機労連(現電機連合)が加わり、合計8単産共闘による春闘体制が誕生しました。従って今年は、64年目の春闘ということになります。また、電機連合統一闘争がスタートしたのは1962年ですから、今年は57年目の統一闘争です。ちなみに電機連合では、春闘のことを「総合労働条件改善闘争」(略称:闘争)と呼んでいます。

※電機連合統一闘争については、別途添付の資料をご参照下さい

社会責任型春闘へ

 人口減少、超少子高齢化、毎年減少する生産年齢人口といった、世界でも類をみない人口動態の中、最大の課題は持続可能な日本の社会を再構築すること言っても過言ではないと思っています。子や孫、その先の未来の人達のためにも、大人として、労働組合として、その役割や責任を果たさなくてはなりません。また、持続可能な社会の再構築にあたっては、生産性3原則である「雇用の維持・拡大」「労使の協力・協議」「成果の公正配分」を前提として社会全体の生産性を上げていくという取組みが必要です。他国に例のない「春闘の仕組み」を最大限に活かし、全ての労働者の生活の維持・向上を図り、そして社会的課題の解決に向けても、その責任を果たすという意味で、社会的責任型の春闘にしていかなくてはならないと思っています。

電機連合 2019年闘争の意義

 電機連合加盟の多くの組合が、既に要求書を提出し、具体的な交渉に入っています。今回の闘争では、2つのコンセプトを掲げていますが、その思いを述べさせて頂きます。

 1つ目は、「生活不安、雇用不安、将来不安」の払拭に向けて、継続した「人への投資」に取り組みたいと思います。「生活不安」の払拭のためには、自らのライフスタイルに応じた生活設計が出来るということが非常に重要だと思います。そのためには、継続した人への投資により、安心して生活することのできる生活水準の維持・向上を図る必要があります。加えて、仕事を続けながら子育てや介護、治療との両立ができる環境づくりが必要です。働く人それぞれのワークライフバランスが実現できているということが大変大事だと思います。また、「雇用不安」の払拭には、私達が働く電機産業の成長発展が必須であります。IoT やビッグデータ、AI、ロボティクスの技術革新が今後加速度的に進んでいくものと思いますが、これらを電機産業の発展に結びつけなくてはなりません。そのためには、「人」が大事であり、人材育成や人材の確保が極めて重要になってきます。加えて電機労使が連携して産業政策の実現を進めなくてはなりません。さらに「将来不安」の払拭に向けては、将来の人生設計や経済設計が可能な社会にしなければなりません。とりわけ社会保障制度の再構築は先送りできない課題であり、政策制度要求実現の取組みが極めて重要になっています。

 「人への投資」により、これらの3つの不安の払拭を着実に進めることが個人消費を喚起し、経済の自律的成長を促し、強固な日本経済の構築にもつながると考えています。また、電機産業が持続的に成長していくためには、労働の質と生産性の向上が必要不可欠であり、働く者のモチベーション向上の視点からも、継続した「人への投資」が重要であるとの思いです。

 2つ目は、すべての労働者がいきいきと働ける環境をめざして、働き方改革を推進したいと思います。労使協議テーマとして、「総実労働時間の短縮」「働き方改革関連法への対応」「同一価値労働同一賃金に関する法整備への対応」「増加する外国人労働者への対応」そして「あらゆるハラスメントに一体的に対応できる体制整備」などを掲げ、積極的に取り組んで参りたいと思っています。日本が誇れる強みは「人」だと思います。日本という国は、一人一人の懸命な働きによって成り立っています。そうであるからこそ全ての働く人達の「働くことの尊厳」や「豊かに働く」ことをもっと大事に考えなければならないと思います。「人を活かし、人が活きる」社会にしていかねばならない。そのためには、一人ひとりが働くことを通じてのみ得られる「働きがい」ということ大事に、すべての労働者が、いきいきと働ける環境をめざして、労使が協力して働き方改革を推進していかねばならないという思いです。

賃金水準改善について

 数年来賃上げを実施してきましたが、現状は「可処分所得は徐々に増えていてはいるものの、不十分であり、リーマンショック前には戻っておらず、実質生活が改善していない」というのが働く者の実感だと思います。従って私達は「月例賃金」に対する強い思いを訴えていかねばならないと思います。「月例賃金」は、日々の生活に直結する最も重要な「人への投資」であり、個々人の生活設計のベースになっています。だからこそ月例賃金にこだわる必要があります。加えて、「賃金は上がるものである」ということが常識になることが、デフレマインドからの脱却のためにも重要です。更に、世界経済の不透明感が増しているだけに、外需の変動にも耐えうる強固な日本経済を構築する必要があります。個人消費を中心とする内需が支える経済構造基盤の強化が大事だと思います。

 また、規模間、雇用形態間の格差が社会的にも課題となっています。電機連合としても、賃上げの「継続性」「波及効果の最大化」に加え「格差改善」にも積極的に取組んで行きたいと思います。

3月13日の回答指定日に向けて

 大変厳しい交渉になっていますが、今次闘争を取り巻く環境や意義を踏まえ、電機産業労使として役割と責任を果たしていかねばなりません。メッセージ性のある回答に結びつけるためにも、電機統一闘争としての強い結束で交渉を進めて参りましょう。

資料「電機連合の統一闘争」

中央執行委員長 野中 孝泰

過去のコラム一覧

電機連合とは

電機連合の基本理念や運動方針など、電機連合のWhat's!にお答えします。

わたしたちの組織

電機連合の組織と運営方法や地協および加盟組合を紹介します。

電機連合紹介動画

電機連合紹介動画を掲載しています。

電機連合のあゆみ

電機連合60周年のあゆみを紹介します。

電機連合が誇る福祉・共済

電機連合加盟組合員57万人のスケールメリットを生かし、豊富な共済メニューに加え、安価な掛け金や素早い保障の実行など、他には類を見ない電機連合が誇る福祉・共済制度です。

プライバシーポリシー

個人情報保護に関する基本方針です。