電機連合

文字の大きさ

電機連合とは

電機連合の基本理念や運動方針など、電機連合のWhat's!にお答えします。

時季(とき)に応じて

新型コロナウイルス感染拡大阻止『ゴールデンウィークを迎えるにあたり』

はじめに

 新型コロナウイルスに対する「緊急事態宣言」が7都府県に発令され、2週間が経過した(4/7〜4/21)。感染拡大が依然続くなかで、政府は4月16日、特別措置法に基づく「緊急事態宣言」を全都道府県に拡大した。期間は5月6日まで。拡大の背景には、ゴールデンウィークを控え、人の移動を最小限に抑制する狙いがある。感染拡大を阻止するためには、「他人との接触8割削減を何としても実現しなければならない」との指摘がある。自らの健康と命を守るため、家族の健康と命を守るために、全ての人たちが危機感を共有して、国民一丸となって本気で取り組まねばならない、まさに正念場である。

感染拡大の現状について

 WHO(世界保健機構)の発表(4/20時点)によると、世界での感染者は前日より約7万人増えて230万人を超えた。また亡くなった方は前日より約5,300人増えて15万人を超えた。一方、回復された方は前日より約33,000人増えて64万人を超えたが、世界的に感染の拡大は続いている。アフリカ諸国などでの感染拡大も報じられており、感染の連鎖が進めばその影響は多大なものとなり長期化にもつながる。新型コロナウイルスの封じ込めに向けて、国際社会が協力して取り組むことの重要性を強く感じる。

 日本はどうだろうか? 厚生労働省の発表(4/21)によると国内での感染者は11,000人を超えた。「緊急事態宣言」が発令された時点(4/7)での感染者数は4,000人強であったので、この2週間で大きく感染は拡大している。一方、回復された方も増えており1,300人強とのこと。そして大変残念であるが、亡くなった方が180人を超えた。心よりご冥福をお祈りしたい。

 医療の現場の大変な状況が連日報道されているが、医師・看護師の皆さんの懸命な取り組みに心からの敬意を表し、感謝を申し上げたい。

他人との接触を減らすことの意味は?

 感染拡大を阻止するために他人との接触削減を最低でも7割、極力8割の実現が必要との指摘だが、どういうことなのだろうか? 村上陽一郎氏(科学史家)によると新型コロナウイルスは「人によっては生死に関わるのに、軽症や無症状の人もたくさんいる。宿主となった感染者がすぐに死んでしまうとウイルスは広がれないが、歩き回れる宿主も多いため拡散しやすい。その点では戦略的に賢いウイルスと言える」という。また、「人の行動範囲はかつてと比べ格段に広がったので、ウイルスの広がるスピードが上がり、感染の連鎖を断ち切るのが難しい。治療法やワクチンがない現状では、他人との接触を強制的に断つしかない」(4/10日本経済新聞)と述べている。

 新型コロナウイルス、この見えざる敵の感染拡大に不安を増大させている人は多いと思う。一刻も早く治療方法やワクチンが開発されてほしいと願う。しかし、それはまだ先の話と思った方が良さそうだ。従って、感染拡大を阻止する最も効果的な取り組みが「自らが感染しない」「自らが感染の手助けをしない」こと、そしてそのために「他人との接触を断つ」ことであると理解したい。私たち一人ひとりの意識と行動がとても大事な時が今、ということなのだろう。

心配なこと

 一方、大変心配なことがある。それは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、SNSを使った犯人探しのようなことが起きていると聞いたことだ。風評被害や差別的なことも起きていると聞く。追い込まれた時の人間の感情として起こり得ることなのかもしれないが、そのことを乗り越える「人としての寛容さ」というか、「相手の立場に立って考えることのできる心」をお互いに持ちたいと思う。この困難を一致協力して乗り切らなければならない時なのだから。村上陽一郎氏はまた「個人の良識や常識、健全な思考に私たちの未来はかかっていると再認識すべきだ」と指摘しているが、全く同感である。私たち一人ひとりが、ぜひ心に留めておきたいことである。

ゴールデンウィークをどう過ごすべきか?

 待ちに待ったゴールデンウィークと感じている人も多いと思う。気候も良く、一年の中でも過ごしやすい季節である。「緊急事態宣言」の下、不自由な生活に我慢の限界を感じる時期でもあり、まとまった休みを利用して色々な計画を立てておられる方も多いと思う。しかし、今回は少し工夫が必要だろう。「移動」や「他人との接触」を極力減らすことを大前提とした計画を立てることにチャレンジしてみよう。

 私ごとで大変恐縮だが、例年この時期は大阪の自宅に戻ってのんびり過ごすようにしている。小さな庭でBBQをやったり、京都や兵庫に出かけたり、一年の中でも過ごしやすいこの季節をワイフと二人楽しむのが恒例となっている。しかし今回は大阪に戻らないことを決めた。早朝ウォーキングと読書、男の料理などに挑戦したい。そして、家族とのコミュニケーションにはLINEの映像付き電話を活用することにもチャレンジしてみようと思う。不安や心配の気持ちは決して消えないのだが、だからこそ気持ちを切り替え、「日常と違う」ということを前向きに考えて楽しみたい。

むすび

 日本はどうこの危機から脱するのだろうか? フランスの経済学者であるジャック・アタリ氏はこのように答えている。「日本は危機対応に必要な要素、すなわち国の結束、知力、技術力、慎重さを全て持った国だ。危機が終わったとき日本は国力を高めているだろう」 そんな風に海外の有識者は見ているということを励みに、今は厳しい、苦しい時なのだが、国民が一致協力してこの難局を必ず乗り越えたいと願う。

 有意義なゴールデンウィークをお過ごしください。

中央執行委員長 野中 孝泰

過去のコラム一覧

電機連合とは

電機連合の基本理念や運動方針など、電機連合のWhat's!にお答えします。

わたしたちの組織

電機連合の組織と運営方法や地協および加盟組合を紹介します。

電機連合紹介動画

電機連合紹介動画を掲載しています。

電機連合のあゆみ

電機連合60周年のあゆみを紹介します。

電機連合が誇る福祉・共済

電機連合加盟組合員57万人のスケールメリットを生かし、豊富な共済メニューに加え、安価な掛け金や素早い保障の実行など、他には類を見ない電機連合が誇る福祉・共済制度です。

プライバシーポリシー

個人情報保護に関する基本方針です。