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第64回定期大会 野中新委員長就任挨拶

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ただいま選出をいただきました新執行部を代表して、一言挨拶をさせていただきます。

~中略~

参議院議員選挙本番中の大会でありますし、先ほど議長も触れられとように、多くの皆さんが、今この時間も、現場で「矢田わか子」必勝に向けた取り組みを必死で頑張っていただいております。そのことに気持ちを馳せながら、労働運動の社会的な責任と「矢田わか子」の挑戦、そういう視点で1点に絞り申し上げて、新体制スタートにあたりましての決意の一端とさせていただきたいと思います。

戦後70年、日本は戦後の混乱期、そして高度成長期を経て、今、成熟社会を迎えました。また、世界に先駆けて人口減少、少子高齢化、そして生産年齢人口の減少が進んでおり、これらのことに真正面から向き合っていかなければならないと思っています。社会保障の給付と負担の実態とか、日本経済の現状、国の財務状況、さらには非正規労働者の問題など、いずれも私たちの生活に直結する問題、課題であり、その解決に向けて、政治の役割、責任は従来以上に増していると思っています。日本が向かうべき方向を国のかたちとして私たち国民に示す責任が政治にはあると思います。

一方で、私たち自身、一人ひとりにも、国民として大きな責任があります。この国をどういう方向に進めたいのか。将来の子どもたちにどんな日本を引き継ぎたいのか。これまた、その責任と役割を私たちは果たさなければならないと思います。そのためには、私たちが望むような政治がきちっと行われているかどうか。政治を常に生活者、働く者の視点で監視する、チェックする機能をさらに高めなくてはなりませんし、生活者の声、働く者の声を正しく国政の場にお届けし、政策・制度の実現に向けた取り組みの強化も図っていかなければならないと思います。

そして、持続可能な日本の国のかたちづくりに、労働組合としても参画するという気概、参画するという考え方、行動が大事だと思います。他国に誇れる日本の財産はまさに「人」であります。その人が豊かに働くことを通じて実現する安心社会、その実現こそ将来も持続可能な、日本の国のかたちに通ずるものでありますし、「矢田わか子」はその挑戦でもあるということであります。

今回の選挙は一強多弱の国の運営で政治のバランスが壊れている、このことに対する極めて強い危機感と、生活者、働く者の本当の声を国政に正しく届け、真の国民参加の政治を実現させるための極めて重要な選挙となっています。「矢田わか子」を必ず国政の場に送り届けなければなりません。そのためには、必ず投票に行っていただく。そして、比例代表の投票用紙には必ず「矢田わか子」と名前を書いていただく。そして、一人でも多くの方々に支援の輪を広げていくしかないと思います。

7月10日の投開票日まで、本日を入れてあと6日であります。すべての組合員、すべての支持者、すべての同居家族、そしてすべての紹介者に対して、いま一度一人ひとりに心を込めて「矢田わか子」の支援をお願いしていこうではありませんか。各選挙区における民進党の候補の必勝も含め、最後の最後まで全力で戦い抜くことを改めて誓い合いたいと思います。

結びになります。難しい時代の労働運動を、本日ご確認をいただきました新体制で進めてまいります。その重責を思うと不安は多くあるというのが正直な気持ちでありますが、信頼され、頼りにされる産別運動をめざして、誠心誠意、全力を尽くしてまいりたいという決意を申し上げ、新執行部を代表しての挨拶とさせていただきます。皆さん、これからどうぞ宜しくお願いいたします。

以 上