電機連合

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東北ボランティア in 陸前高田市

電機連合「地球・愛の基金」事業では、1994年より20年間、東南アジアと中国を中心に植林活動を展開してきました。
これまで20年間、中国はじめ東南アジアを中心とした海外での植林ボランティアを実施してきましたが、2011年に発生した東日本大震災以降は、海外だけではなく、国内に目を向けた活動への声が多く聞かれるようになりました。

このような状況を受けて、2014度以降の「地球・愛の基金」事業については、コンセプトを「被災地と心をつなぐ活動」として、いまだ途上にある被災地の復興や、環境保全活動に取り組むこととしました。

コロナ禍でできるボランティア──陸前高田に草刈り機を寄贈 2020年10月更新

電機連合は10月4日、陸前高田市で高田松原の再生を行っている「高田松原を守る会」に草刈り機を寄贈しました。
4日、現地で寄贈品贈呈式が行われ、電機連合の近藤副中央執行委員長から「高田松原を守る会」の鈴木会長に目録が手渡されました。

電機連合は「地球・愛の基金」事業として、2014年から「被災地と心をつなぐ活動」をコンセプトとして展開しており、例年、東北ボランティアを実施しています。 ボランティアは加盟組織の組合員や家族が参加し未だ復興途上にある被災地の高田松原再生活動等を行っています。あわせて、ボランティアを通して、自然災害の脅威や防災の重要性を学び、次代を担う子どもたちとともに環境保全活動の重要性と環境保護の大切さを学ぶ機会にもしてきました。

今年は新型コロナウィルス感染症の影響を受け、ボランティア派遣の中止を余儀なくされました。コーディネーターであるNPOの地球緑化センターと高田松原を守る会と相談し、現地ボランティアの人手不足を補うために、大型の草刈り機を寄贈することとなりました。

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早速「高田松原を守る会」のメンバーが試運転を行い、使い勝手を確認していました。

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当日の寄贈品贈呈式では、地元放送局や新聞の取材も受けていました。

ボランティア感想文(第5次東北ボランティアin陸前高田市)2019年2月更新

参加者やスタッフの感想文を紹介しています。

参加者の感想文

実行委員の感想文

事務局の感想文

ボランティア感想文(第4次東北ボランティアin陸前高田市)2018年2月更新

参加者やスタッフの感想文を紹介しています。

団長・事務局次長あいさつ

参加者の感想文

実行委員の感想文

事務局の感想文

東北ボランティア in 陸前高田市の詳しい内容について

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これまでの植林ボランティアと同様に、組合員とその子供たちが親子で参加できる事業として、被災地住民の皆さんとの交流や復興支援ボランティアをとおして、自然災害の脅威や防災の重要性を学び、次代を担う子供たちとともに環境保全・保護の大切さを学ぶ機会としていきたいと考えています。

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陸前高田市、地元住民との交流と活動

陸前高田市は、一ノ関市から車で約1時間半の場所にあります。宿泊施設である二又復興交流センター・ペンション福田に到着後、オリエンテーションおよび結団式を行います。
結団式には、高田松原を守る会の鈴木会長、大石公民館の菅野館長の参加にも参加いただき、交流会を図りました。

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翌日の防災学習では、語り部の方の話を聞きながら陸前高田市内を見学し、防災意識を高め情報を共有することが出来ました。その後、七夕祭りの準備をお手伝いする前にその歴史を学び、夏あかり・竹の灯篭を作成し公民館に設置する事で七夕祭りに花を添える事ができたと思います。本番の七夕祭りでは大石町の方々と一緒に山車引きを行い、時間が進むにつれ大きな歓声や笑い声があがり、大変な盛り上がりを見せました。

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植林活動について

メインの植林活動に向けた苗場の整備作業は2日間をかけて行いました。電機連合がボランティアで行っている高田松原再生活動は、地元の有志で結成された「高田松原を守る会」が、高田松原跡地の盛土作業が完了する平成28年度に、松原跡地に松の苗を植樹する計画をしています。

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育成中の苗は、震災前の高田松原の松ぼっくりの種子と、陸前高田市広田町の松林から採取した種子を使用しており、多くの地元住民が活動に参画しています。盛土後の高田松原跡地には合計約60,000本の植樹を予定しており、そのうち、「高田松原を守る会」は10,000本以上の松の育成(植樹)を目標に活動しています。
「高田松原を守る会」の代表は、「より多くの人に、高田松原の復興に携わってもらい、自分が関係した松を10年後、20年後に見に来てもらいたい」と考えており、より多くの方が活動に携わり、再び陸前高田市を訪問することで、町の活性化にもなると考えています。
現段階では、苗床の草取り、整地作業が中心となりますが、将来的には、高田松原跡地での植林活動を視野に入れての活動となります。2017年(平成29年)以降については、高田松原での植林活動が開始されますので、植林活動を中心とした日程配置と活動内容に順次変更していく予定です。

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【高田松原を守る会の植林計画】
1回目 2017年(平成29年)春
2回目 2018年(平成30年)
3回目 2019年(平成31年)

無事終了

高田松原を守る会の最終的な植林本数は、約10,000本以上の松の育成(植樹)です。これは地元住民と参加者が協力しなければ植えることができない本数です。

炎天下では無理をしないように団員がお互いに声をかけあい、班長がこまめに休憩の指示を出し、各自が体調管理に努めた結果、苗床作業を無事完了することができました。
この成果は、団員の努力、実行委員のリーダーシップ、地球緑化センターと現地のご協力の賜物です。

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森を作るには資金だけではなく、実際に苗木を植える行動をする人間と、その苗木を育てていく森林管理機能が必要です。そのためには環境知識と目的の共有、そして何よりも現地との相互信頼の継続が重要です。
「美しい地球・幸せな暮らし」の実現を目指して、電機連合は今後も地球環境保護と東北支援への取り組みを続けていきます。

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東日本大震災:連合ボランティア活動報告

SAKURAプロジェクト
「アフガニスタンの子どもたちにランドセルを贈ろう」
キャンペーン

SAKURAプロジェクトとは、国際協力NGOジョイセフの「想い出のランドセルギフト」に協力する取り組みです。日本で使われなくなったランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てることを目的としています。電機連合では3地協(西奥羽・神奈川・兵庫)の協力のもと、2009年度に「ランドセルをアフガニスタンに贈ろう」キャンペーン試行プロジェクトをはじめ、2011年度から「SAKURAプロジェクト」と名称をあらため、以降、毎年春に取り組みを実施しています。
現在では多くの地協が参加し、全国各地の組合員さんから毎年たくさんのランドセルを寄贈していただいています。

SAKURAプロジェクト PR動画

2018年SAKURAプロジェクト取り組み結果

2018年SAKURAプロジェクト(実施期間:2018年3月~5月)にご協力をいただき、誠にありがとうございました。今回のSAKURAプロジェクトの結果の集計ができましたので、以下の通りご報告します。

1.参加地協

東奥羽、宮城、福島、茨城、群馬、埼玉、東京、千葉、神奈川、山梨、新潟、愛知、岐阜、京都、大阪、兵庫、中国、岡山、山陰、東四国、西四国、熊本
合計22地協

2.収集個数

1,461個


ご協力ありがとうございました。

電機連合 国際部

Photo横浜の倉庫に集まった電機連合からのランドセル
Photo横浜の倉庫での仕分け作業の様子

2017年SAKURAプロジェクト取り組み結果

2017年SAKURAプロジェクト(実施期間:2017年2月~5月)にご協力をいただき、誠にありがとうございました。今回のSAKURAプロジェクトの取り組み結果を以下の通りご報告いたします。

1.参加地協

東奥羽、宮城、福島、茨城、群馬、埼玉、東京、千葉、神奈川、山梨、新潟、愛知、岐阜、京都、兵庫、中国、岡山、東四国、西四国、熊本
合計20地協

2.収集個数

1,354個


ご協力ありがとうございました。

電機連合 国際部

Photo(C)Takeshi Uchibori

コロナ禍でできるボランティア──陸前高田に草刈り機を寄贈

神保 政史

頼りにされる電機連合をめざして

日本は今、大きな転換期を迎えています。世界に類のない超少子高齢化の進行と社会保障制度の持続懸念による将来不安の増加に加えて、世界情勢の深刻な状況やデジタル革命、さらには世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響など、私たちを取り巻く環境は極めて厳しく、激動の時代を迎えています。これまでの概念や価値観が一変し、経済や社会、そして私たちの暮らし方、働き方が大きく変わろうとしています。

しかし、いかなる時代であっても人を中心に据えて、誰もが安心して活躍できる社会を築き上げていかなくてはなりません。新たな経済活動、生活様式に向けては、私たち働く者の声を反映させていくことが労働組合の社会的な役割だと考えています。

私たち電機連合は、「美しい地球・幸せな暮らし」を基本理念に掲げて取り組んでいます。労働条件や政策制度課題の改善、共済運動や社会貢献活動を通じて、地球環境の保全と一人ひとりの幸せな暮らしの実現をめざしています。

電機連合は、信頼を基本とした健全な労使関係を大事にしている産業別労働組合です。新たな時代に向けて、頼りにされる電機連合をめざして、強い使命感をもって役割と責任を果たしてまいります。

電機連合 中央執行委員長  神保 政史

神保中央執行委員長挨拶

全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会
中央執行委員長 野中 孝泰
2020年7月9日

はじめに

 電機連合第68回定期大会にご参加の代議員ならびに評議員の皆さん、さらには傍聴でご参加の皆さん、大変ご苦労様です。本大会は、新型コロナウイルス感染防止のため、開催期間を短縮したことに加え、電機連合史上初のオンライン(WEB会議)システムを活用した大会とさせていただきました。また、例年ですと多くのご来賓の方々、名誉顧問・政治顧問の皆様、歴代役員懇談会幹事の皆様、そして議員団幹事の皆様にもご参加をいただいていますが、感染防止を最優先し、今回はお声がけを控えさせていただいています。今回の大会は、開催時間を大幅に短縮したことに加えて、オンラインでの大会ということもあり、皆様方には何かとご不便をおかけすることもあるかとは思いますが、スムーズな運営にもご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 まずは、九州地域を襲った豪雨による災害で尊い命が奪われましたことに、心からの哀悼の意を表すとともに、被災された方々にお見舞いと1日も早い復旧復興をご祈念申し上げます。初動調査では、組合員全員の安否確認が取れ安心もしましたが、全壊を含む家屋被害や車の浸水などが多数出ていると報告されています。新型コロナウイルスの影響もあり、現地での対応もより大変だと思いますが、電機連合としても地協と連携をとって対応にあたりたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 既にご案内の通り、本大会を機に新しい執行部体制がスタートすることになります。皆様のご協力のもと新執行部の船出にふさわしい大会にしていきたいと存じますので、どうぞよろしくお願いします。

時代認識について

 さて、本来であれば「私たちを取り巻く情勢」や「運動方針提案に対する思い」また「闘争関連に対する思い」などを申し上げるべきではありますが、時間の関係上、そのすべてをこの後の議案提起に譲らせていただきたいと思います。私からは、時代認識としての「アフターコロナの社会と労働運動」ということについて思うところを申し上げ、挨拶に代えさせていただきたいと思います。

(1)新型コロナウイルスでの気づき

 まずは、新型コロナウイルス感染防止の取り組みを通じての気づきについて触れたいと思います。緊急事態宣言が発令され、人とモノが止まった社会は私たちの生活や仕事に多大なる影響を与えました。同時に、今後に向けて考えなくてはならない様々な課題を投げかけたと思います。「自分にとって何が重要で、何が重要でないのか?」今まで重要と思っていたことが実はさほど重要ではなかったと感じた人も多くいらっしゃったのではないでしょうか?

 たとえば「仕事」。在宅勤務や外出自粛を体験し「出社するのが仕事」という価値観は大きく変わり、「どういう役割や責任を果たすのかが大事なのだ」と思った人は多いと思います。その一方で、改めて「対面」の必要性や重要性についても考えることになったのではないでしょうか? そして仕事に限らず、自らを見つめ直す機会にもなったと思っています。

 また、私たちが普段生活を営んでいる「社会のあり方」についても考えさせられました。「社会」とは「人間の共同生活の総称であり、人間の集団としての営みや組織的な営み」という意味ですが、私たち一人ひとりがその「社会」と繋がっていること、そして「社会」の構成員としての役割を果たし、責任があることなどについても考える機会となりました。私たちが外出を自粛し、在宅勤務をしているその最中も医療従事者のように他人の命を救うために闘っている人たちがいます。人々の日常生活を守るため懸命に働いている人たちがたくさんいることを忘れてはなりません。「一人ひとりが社会を支え、またその社会によって支えられている」ということだと気づいた人も多いはずです。

 新型コロナウイルス感染防止に向け数々の対策が実施されましたが、大変多くの課題も顕在化しています。まだ対応は続きますが、この経験を教訓として次に活かす必要があります。自然災害に対する取り組みも含め、日本の危機管理を強固なものにするための具体的な取り組みが必要だと考えています。

(2)アフターコロナの社会と労働運動について

 「アフターコロナの社会と労働運動」について思いを述べさせていただきます。
世界に先駆けて進行する人口減少、超少子高齢化、そして生産年齢人口が毎年減少している日本の最大課題は「持続可能な社会の再構築」と言っても過言ではないとこれまで機会があるたびに申し上げてきました。とりわけ、社会保障制度の再構築は先送りできない課題です。さらに、1,000兆円を超える国の借金問題、雇用労働者の4割を占める非正規雇用問題、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応、人生100年時代への対応、エネルギー政策や環境問題など多くの社会課題に対して、将来を見据え、現実的視点に立って進むべき方向性を私たちは見出さなければなりません。持続可能な社会の再構築に向けた「労働組合の社会的責任」は極めて大きいということをまず申し上げたいと思います。そして、政治に対する関心が非常に高まっている今をチャンスと捉えて、国民参加の健全な民主政治を実現しなくてはならないと考えています。

 アフターコロナの社会は、ウィズコロナの社会でもあります。感染予防と社会・経済活動の両立ということを意識しなくてはなりません。「密閉」「密集」「密接」の三密を避ける「働き方」や「働く環境」そして「生活習慣」の見直しが必要です。また、第2波やインフルエンザシーズンの到来を念頭に置いた備えをする必要があります。そしてこのことは、労働組合の活動においても言えることだと思います。三密を避けた運営の見直しやICTの利活用は必至です。その一方で、Face to Faceでの対話を大事にした取り組みも必要です。ツールや運営は変わっても、その根底には「組織強化を図り、組織力の向上に繋げる」という強い思いがあることを共有しておきたいと思います。

 アフターコロナの社会は、元の社会の姿に戻るというよりは、個々人の価値観や行動が変わる社会になると考えます。ICTの利活用がより活発になりデジタル社会の到来がより加速化するでしょう。本日の大会で体験しているように、これから訪れようとしているデジタル社会は「時間と空間を超えてリアルタイムにオンラインで繋がっている社会」です。皆さんとの距離が圧倒的に近くなるということでもあります。言葉の壁もいずれなくなり世界がもっと近い存在になります。その社会を支えるのが私たちの「電機産業」であり、そこで働く「人」であります。新たな事業の創造にも繋げていきましょう。

 まさに今、大きな変化の時代を迎えています。しかし、時代がいかに変わろうとも、「人を大事にする社会」であって欲しいと願っています。この度の新型コロナウイルス感染防止の取り組みをとりましても、強制ではなく、自らの行動を自らが律したものでした。フランスの経済学者ジャック・アタリ氏の話を紹介します。「日本は危機対応に必要な要素、すなわち国民の結束力、知力、技術力、慎重さをすべて持った国だ。新型コロナウイルスの危機が終わったとき日本は国力をさらに高めているだろう」。私はこの言葉に大変勇気づけられました。やはり、日本が他国に誇れるのは「人」なんです。日本を支える一人ひとりの「人」が、仕事に働きがいを感じて働き、それぞれが持っている無限の能力を発揮できる社会、つまりは、「人が活きる、人を活かす」社会であり、企業であり、職場を創っていくことが労使の使命であると思います。

むすび

 挨拶を締めくくるにあたり、私ごとになり恐縮ですが、今大会を持って退任させていただきます。歴史と伝統ある電機連合の委員長として4年間、その重責を何とか果たすことができましたのも、電機連合運動に関わるすべての皆様のご指導・ご支援のお陰です。心より感謝申し上げます。皆様には引き続き、本日選出が予定されています神保新委員長のもと、新生電機連合一丸となって未来を切り拓いていただきたいと願っています。

 初めてのオンラインでの大会ではございますが、皆さんのご協力により記憶に残る立派な大会にしていただきたいことをお願い申し上げ、大会冒頭の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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会場風景
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野中委員長挨拶
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会場風景

第68回定期大会 委員長挨拶