団長　神保 政史

この度は、～電機連合・被災地と心をつなぐ活動～第２次東北ボランティアに、ご家族を含めご参加いただき、大変感謝申し上げます。

これまでは、電機連合の基本理念である「美しい地球・幸せな暮らし」の実現に向け た国際的かつ実践的な社会貢献活動として、海外植林ボランティアにこれまで多くの組 合員とそのご家族の皆さんにご参加をいただきました。１９９４年にインドネシアに第１次派遣団を送って以降、東南アジアを中心に１５次に亘る派遣を行い、２００９年からの５年間は中国に派遣団を送り、「電機連合の森」での植林活動を通じて、その目的に沿って大きな役割を果たしてきたものと思います。昨年からは、２０１１年に発生した東日本大震災以降、いまだ途上にある被災地の復 興や被災地での環境保全活動など国内に目を向け、「地球・愛の基金」事業については、 津波による大きな被害を受けた陸前高田市に活動の軸足を移した取り組みをおこなっ ています。

今回のプログラムは、高田松原の再生に向けた苗の育成や七夕祭りに準備段階から参加することによる地域住人との繋がりなど、これまでの海外植林ボランティアと同様に組合員とその子供たちが親子で参加できる内容になっています。被災地住民との交流や復興支援ボランティアをとおして、自然災害の脅威や防災の重要性を学び、次代を担う子供たちとともに環境保全活 動の重要性と環境保護の大切さを実感していただき、私たちの人生観を改めて考える機会にしていただければ幸いです。

今回の東北ボランティアでは、 「被災地と心をつなぐ活動」をコンセプトとして住民たちと心の繋がりを持ち、多くの犠牲者のもとに私たちの現在の生活が成り立っているということの重みや命の尊さを肌で感じ、その想いを持ち帰って頂きたいという思いが強くあります。そして、震災の記憶を風化させないためにも陸前高田市で防災意識を再認識 し、次世代に対し微力ながら足跡を残せるよう実行委員一同、一生懸命努めて参りたいと思いますので、ご協力の程よろしくお願い致します。