電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第2次東北ボランティア感想文

【副団長】第2次東北ボランティアin陸前高田市

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副団長 矢木 孝幸

1.はじめに

電機連合は1992年より、「美しい地球・幸せな暮らし」という基本理念を掲げています。
この基本理念の具体化のため、「地球・愛の基金」を創設し、地球環境の保護を目的に、過去海外での植林ボランティアを実施してきました。
2011 年に発生した東日本大震災以降、この「地球・愛の基金」規程に「国内・外の大規模災害救済への救援および支援」が規定されており、加盟組織から「東日本大 震災の被災地に何かのお手伝いができないか」との声が多く寄せられたことから、昨年より陸前高田市での活動が始まりました。

2.陸前高田市ボランティアの特徴

陸前高田市ボランティアの特徴には、以下のようなものがあると思います。

  1. 組合員とその子供たちが親子で参加できる事業として、環境保全活動の重要性と環境保護の大切さを学ぶ機会とすることができたこと。
  2. 高田松原を守る会の植林計画に参画し、「陸前高田の地元の住民がメインとなって高田松原を守り育てること」を理解することができ、松の苗床での草取りや新たな苗床造成のお手伝いができたこと。
  3. 陸前高田市内を語り部さんと巡回したり、復興の現状について陸前高田市長より説明を受け、防災意識、危機管理意識を醸成・共有できたこと。
  4. 「夏あかり」と呼ばれる竹の灯篭作成や、伝統の「うごく七夕祭り」に参加し、被災地の人々と直接ふれあい、一緒に感動を味わうことができたこと。

3.終りに

「被災地のことを忘れず、自分の目で見て、感じたことを伝える」には、やはり訪問して体験することが一番だと感じた活動でした。
ボランティアという性格から、班のとりまとめ・団員の士気・安全管理など多岐にわたる課題を見事に「よき経験」に変えた実行委員の皆さんと、サポートいただいた「NPO法人地球緑化センター」の皆さんにも、改めて感謝申し上げます。
東日本大震災からの一日も早い復興をお祈りします。

陸前高田市内にはかさ上げ工事用のベルトコンベアがまだ設置されたままで、仮設住宅での生活を余儀なくされている人も数多く残されています。しかし、時間の 経過とともに被災地支援のボランティアの数は年々減少していて、私たちが地域行事に参加させていただいている大石町でも、七夕の前夜祭に集まる人の数は、 私たちを除けば20人程度で、昨年よりもさらに人が減っていました。大石町では、津波で家を失ったが、代替地を大石町内に確保できず、または代替地が決ま るのを待ち切れずに、やむなく他所の町に転居したという人が少なくないと聞いています。できれば、生まれ育った地域で、地域の方々と生活したいと考えるの はあたりまえのことですので、ふたたびこの町のコミュニティーが復活して、震災前の活気を取り戻すまで、私たちは継続してこの活動を展開していきたいと考 えています。No.2東北ボランティアに参加してくださった皆さんと、またいつの日か陸前高田市で再会できることを楽しみにしています。

雇用の安定と電機産業の発展

電機連合の政策・制度実現に向けた取り組みを紹介します。

電機連合と政治

みなさんに身近な政治について、なぜ電機連合が参画するかなどをわかりやすく紹介します。また、組織内議員、電機連合議員団ネットワークを紹介します。