電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第4次東北ボランティア感想文

【事務局長】人が集ること、つながること、復興はそこから始まる

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第4次東北ボランティア 事務局長 山中 しのぶ

4回目となる東北ボランティアは、8月4日から5泊6日の工程で実施し、今年もたくさんの方にご参加いただきました。私自身初めてこの活動に参加し、事務局長を務めさせていただきましたが、多くの方の支えにより怪我もなく全工程を無事に終えることができ、ほっとしています。

この東北ボランティアは、「被災地と心をつなぐ活動」を事業のコンセプトとして実施しています。この活動を通して多くの方と心のつながりを感じるとともに、陸前高田市で行われた「動く七夕まつり」では伝統文化を次世代へつなぐという歴史的な重みを実感しました。

動く七夕の山車は、2011年の東日本大震災の被害により、11のうちわずか3台しか残りませんでした。その1台が大石地区の山車で、震災の年に様々な困難を乗り越えて山車を動かし祭りを開催したと知りました。その地元の方々のご苦労を考えると自然と山車を引く手に力がこもりました。前夜祭から、前事務局長の内田さんや歴代の実行委員長等経験者の方々が駆けつけみんなでまつりを盛り上げましたが、実際に山車を引いてみると、電機連合のボランティアなしでは安全に山車を動かすことができないことを実感しました。
今年は、山車が集結できる高台が完成し、祭りの当日は大雨にも関わらず多くの山車で賑わいました。その模様はテレビでも放映され、震災直後の瓦礫の中に灯された山車の映像から、高台で賑わう現在の映像まで数秒間流れました。映像で見れば数秒間ですが、ここに至るまでの地元の方々の思いや葛藤を考えると様々な感情がこみ上げます。ふたたび大石町が震災前の活気を取り戻すまで、そして、小さい子供たちがこの地で力強く山車を引く日まで、私たちはこの活動を継続する必要があると感じています。人が集ること、つながること、復興はそこから始まるのだと思います。

今年は6月に高田松原の植栽ボランティアが実施されたこともあり、今回のボランティアの参加者は例年より若干少ない人数となりましたが、リピーターの方の存在感もあり、メンバー同士の団結は強いものとなりました。参加者のみなさん、本当にありがとうございました。そしてこのボランティアを支えてくれたすべての皆さんに感謝したいと思います。また次回お会いしましょう。

雇用の安定と電機産業の発展

電機連合の政策・制度実現に向けた取り組みを紹介します。

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みなさんに身近な政治について、なぜ電機連合が参画するかなどをわかりやすく紹介します。また、組織内議員、電機連合議員団ネットワークを紹介します。