電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第2次東北ボランティア感想文

【4班】親子で参加した第2次東北ボランティア

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村田製作所労連  酒井 真、柾貴(親子参加)

<東北ボランティア参加の動機>

震災当時、すぐに何かボランティア活動に参加をしなければと思いながら、今まで何もしなかった反省と会社のボランティア支援制度の後押しもあって、思い切って電機連合の活動に参加させていただきました。また、長男も小学4年生になり今回のボランティア活動の参加で何か得てくれるものもあるかなという期待もありました。

<被災地の印象>

実質活動初日の防災学習では、バスに乗って被災地をまわり、語り部さんのお話を拝聴しました。大きな堤を建設するために、山を切り崩した土砂をその山から運搬する巨大なベルトコンベア、運ぶ盛り土の規模の大きさや、普段見たこともない大きな50tトラックが広大な更地を行き来する様子は正直驚きました。近くのガソリンスタンドに立つ15m高さの看板まで津波に飲みこまれたことや道の駅の建物の中に松が押し流されてそれが今も残っている様子などを実際に見学することでその当時の恐ろしさをまざまざと実感することができました。自分ならその時どうしただろうか?、家族はどうだろう?と考え込んでしまいました。一方で語り部さんからのお話では、助けてくれたおばあさんが津波に引き込まれていく様子を見てしまった子供さんのお話や復興にかける思いなどを聞かせていただきました。今回のボランティア活動では被災地の皆さんに頑張ってほしい、手伝いたいと決意しました。

<現地での活動>

・「高田松原の再生」

再生に向けての苗木畑での草取り作業や新しい苗木畑を作るための開墾地での木の根・笹の根などや石の除去作業を行いました。 その日は陸前高田でも類を見ない炎天下の中の作業で大変でしたが、何とか無事に予定をやり遂げました。暑さで大変でしたが非常に充実した活動でした。

・「うごく七夕祭りに参加」

祭りの準備から本番まで、住民の皆さんと一緒に参加しました。雨がばらつく中、きらびやかに飾られた巨大な山車をひっぱり、威勢のいいお囃子に合わせて勇壮に練り歩いたり、他の山車とのすれ違い際のお囃子合戦などを目の当たりにしたり、東北の熱い夏祭りを十分体験させていただきました。

<伝えたいこと>

「被災地支援」っていうと何かしなければならないという使命感が先にきて、自分自身なかなか踏み出せませんでした。被災地に来て思ったことは、今の復興ステージは、-から0に戻すではなく、すでに0から+に移行している。瓦礫の撤去も終わり、街の復興に向けて必要なものは「物資」より「寄り添う」「勇気づける」といった「心の支援」で、それを被災地の人たちは求めているということでした。それゆえ、特に身構える必要はなく、むしろ現地では住民のみなさんと楽しく笑ってのボランティアというほうがふさわしいと気付きました。これにより自分自身の被災地ボランティア活動に対するプレッシャーがずいぶん下がりました。このような経験や今被災地に必要なことを職場や周りの友人たちにも共有し、この震災を他人ごとで終わらせないようにすることが、被災地から遠く離れて住む私にもすぐにできることだと思いました。早速職場に戻り同僚たちにスマホの写真やビデオを見せてボランティアのことを話しました。「ご苦労様。良い経験されましたね。ずいぶん復興していると思っていましたが、まだまだ大変そうですね。私も来年行ってみたいです。」といった感想も出てきてうれしく思いました。

【小学4年生 息子の感想】

4年前の地震の時はマンションの10階に住んでいて、京都でもひどく揺れて、お母さんと怖い思いをしたことを思い出しました。
そのあと、テレビや新聞の報道でたくさんの人が亡くなったり、家や学校が流されて大きな被害が出ていることを知りました。実際に陸前高田にやってきて、一面にひろがる更地や所々の瓦礫を見ると本当にここに街があったのだろうか?と思いました。改めて地震や津波の恐ろしさを実感しました。京都に帰った時にお母さんや弟に今回の陸前高田の写真や語り部さんの資料を見せて、ボランティア活動のお話をしました。
学校が始まったので夏休みにボランティアで陸前高田に行ったことをクラスのみんなに話しました。また、家族で防災バックや災害時の集合場所などを再点検しました。語り部さんやボランティアの仲間など最初は知らない人とも仲良くできて、人との交流を勉強する良い機会になりました。

<最後に、今回ボランティアに参加された皆様へ>

おかげさまで親子ともども大変有意義なボランティア活動を経験させていただきました。
また、機会を見つけてぜひ参加したいと思います。

・4班の皆様

初めてのボランティア活動に参加ということで、見知らぬ方々の中にすんなり入っていけるかなと多少の不安がありました。いざ来てみると皆さんも私とおなじような思いで参加していることがわかり、すんなりとグループ活動に入っていくことができました。不安が吹き飛びました。ありがとうございました。

・電機連合の事務局・実行委員、ならびに地球緑化センターの皆様

今回のボランティア活動を陰日向と支えてくださり、ありがとうございました。炎天下での育苗作業での絶妙な休憩の声掛けや、山車引きでの車両規制のための猛ダッシュ、なかなかまとまらない報告発表なども皆さんのサポートがなければ、無事に終えることができませんでした。本当にご苦労様でした。有難うございました。

雇用の安定と電機産業の発展

電機連合の政策・制度実現に向けた取り組みを紹介します。

電機連合と政治

みなさんに身近な政治について、なぜ電機連合が参画するかなどをわかりやすく紹介します。また、組織内議員、電機連合議員団ネットワークを紹介します。