
日立グループ連合 蘇武 龍紀
陸前高田市には特別な想いがあります。私の母は陸前高田市の出身であり、祖母も陸前高田市に住んでいました。子供の頃は毎年帰省をし、高田松原にも毎年のように連れていってもらいました。
東日本大震災により、市街地は壊滅的な被害を受け、竹駒町にあった祖母の自宅も気仙川を逆流した津波に流され、祖母も命を失いました。そのような事もあり震災以降は毎年、陸前高田市に来ておりますので、辺り一面が瓦礫の山となっていた当時から現在に至るまでを見続けてきました。
今回、実行委員という形で第2次東北ボランティアに参加させて頂きました。高田松原再生活動では、鍬を手に炎天下の中、一生懸命汗だくで作業を頑張りましたし、うごく七夕祭りでは、「夏明かり」作成で夫々の想いをイラストにし、力一杯大石町の山車引きをしました。私自身は大石七夕祭り組にて高校の部活の先輩と出会うこともできました(笑)。
様々な方からの講演等でお話しを伺う中で、それまで知らなかった陸前高田市の歴史や、復興に対する強い想いを聞かせて頂くことができました。
特に、高田松原再生については50年以上の年月が必要となっており、高田松原で育った皆様の次世代につなげていきたいとの想いを強く感じました。
復興の進捗状況については、夫々の意見があるかと思いますが、私自身は一歩づつ前進していると感じておりますし、これからも足を運び続けたいと考えております。高田松原再生・七夕祭りにはまだまだ多くの方の支援が必要です。是非、電機連合に集う多くの組合員の皆様にも足を運んで頂きたいと願っております。
最後になりますが、今回お世話になりました陸前高田市の皆様、そして6日間寝食を共にし、同じ釜の飯を食べ支えて頂いた仲間に感謝をしております。ありがとうございました。