電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第2次東北ボランティア感想文

【2班】第2次東北ボランティアin 陸前高田市を終えて

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東芝グループ連合 長嶺 淳司

私は、東日本大震災以降に、様々な機会があり、ほぼ毎年被災地に訪れることができていました。ボランティアとして2011年に南三陸町志津川・2012年に釜石市・2013年に南三陸町志津川、被災地視察として2011年に南三陸町・2014年に南相馬、その他として震災直後に自社の拠点訪問。今回、陸前高田には初めて行きました。被災地各地には、その場所、その立場、その時によって事情があり、そしてそれによって、地域との私たちができる係わり方が色々あると再認識しました。

陸前高田の状況について、昨年末に弊社東北支社長より状況を聞いておりましたが、やはり自分の目で見て空気を感じることによって、伝わっていないことが多いと再認識し、今後も労働組合として、そして同じ日本人として、現地のニーズに沿って繋がり続けることが必要と心に決めた次第です。

防災学習では、行政の立場と市民の立場での意見の相違があることをお聞きして、何が正しいかは判断できませんが、各々の立場での意見には理解しました。また、防災は自分自身の問題であると再確認できました。

高田松原を守る会への支援作業では、高田松原の沿革、市民の松原への思い、そして再生への気持ちを知ることができ、また、その松原再生への一助となれたことが良かったです。高田松原が再生される頃に、まだまだ元気だと思いますので、家族と歩きたいと思います。

大石町の七夕祭りへの支援では、公民館長の菅野さんより七夕の歴史と震災以降の思いをお聞きし、そして実際に当日の参加及びサポートを体験し、多くの方が犠牲になられたことにより、祭り自体がサポートを受けないとなかなか実現できない状況であると感じました。盛土が進み、来年には元々の土地を踏みしめながら祭りをすることができない状況であり、地元の方々の祭りに込める思いがヒシヒシと伝わりました。それでも、今後も地元の方が自分たちで地元を元気付ける気持ちに、私も心を打たれ、来年も祭りに行くぞと決意した次第です。

各班による報告会は、表現方法や描写などの手段は様々でしたが、今回の行事による成果があると確信できる内容でした。参加者は、単独・家族・年齢層・性別など多様性がありましたが、それぞれの立場で、今後の人生への影響が非常に有り、今後も労働組合としての人を育てる観点から、このような活動を続ける必要性があると思いました。

陸前高田市長の公演で一番印象に残ったのが、震災前の津波の高さの想定が6mとお聞きし、本当に想定外で有ったことと、国としての想定の甘さに驚愕しました。なぜ、高台ではない避難場所が多く有ったのか知りませんでしたが、今回の公演により知ることができ、そして、改めて防災とは、国をはじめとする行政のサポートも必要だが、自己防衛が何よりであると実感しました。

八木澤商店会長の公演では、TVや漫画「おいしんぼ」で見た方の公演であり、会長の肉声でしか伝わらないことが多くあり、内容も非常に良く、リーダーとしての勉強にもなりました。そして、心打たれる内容であり、私も参加者も涙ぐむシーンがあり、とても印象に残っております。また、八木澤商店の震災が起きても全従業員の雇用を守り、更には入社予定だった2名を採用する企業の姿勢に、人を重視する企業とは正にこの事だと、労働組合としての行事には相応しいと思いました。
最後のさよならパーティーでは、ボランティア団全体・班毎の、絆が形成されたと確認しました。私も、所属した2班のメンバーに恵まれて、6日間を充実して過ごすことができました。

今回は、実行委員長をさせていただき、できるだけ周りの方々の笑顔を絶やさないように気遣うことと、できるだけ参加者の方は作業等に専念できるように写真撮影を実施することぐらいしかできず、至らない点が多数あったことをお詫びするとともに、副実行委員長のよーへい、実行委員各位、事務局各位の行動に心からの尊敬の念を新たにし、そして参加者全員の協力により大きな事故や怪我が無く最終日まで過ごせたことに心からの感謝を申し上げ、感想の結びとさせていただきます。

<追伸>
第1次の実行委員長の「だいちゃん」が、お祭りのサポートをしていた姿を拝見し、経験者だからできる支援と実感しました。来年の大石町へのお祭り支援がありましたら、小職も微力ながらサポートできるように、飛び入りすることをお約束申し上げます。

雇用の安定と電機産業の発展

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