電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第2次東北ボランティア感想文

【4班】第2次東北ボランティアの感想文

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パイオニア労連  中西 啓規

私自身として東日本大震災のボランティアに関わるのは2回目となります。1回目は2011年5月、連合主催の復興支援ボランティアでした。その当時はがれ きの撤去、津波の影響で側溝に溜まった土砂の掻きだし等、「生きる為に今を乗り切る」ことに必死だったことを思い出します。あれから4年半経った今、被災 地はどうなっているのか、どの程度復興しているのか、被災地の未来が見れればいいなと思いながらこの活動に参加させていただきました。

今回、陸前高田市を訪れての初めての率直な感想は「着実に前に進んでいるけど、まだまだ時間がかかるな」でした。新たな街の土台をつくるために近くの山を切 り崩し、ベルトコンベアで直接土を運ぶことで工期を短縮とさまざまな工夫を行い、着実に復興に向かってるものの、4年半経った今でもまだ街の土台をつくっ ている最中。改めて津波の被害の甚大さを感じさせられたと共に復興への道のりの長さや、街がなくなるとはどういうことかということを改めて思い知らされました。

そんな状況ながら現地で出会った方々話を聞くと共通して、今こそこの街を盛り上げていこう、今こそこの街のために動くんだ、という街への「愛情」と「情熱」を強く感じました。活動を行っていくなかでも「この人たちのために」という想いが原動力になったことを思い出します。

一方でやはり街の形が変わっていく、新しくなるということに未来を感じる人も、前に進んでいこうという想いを持ちながらも新しくなり、古いものが消えていく ことには抵抗感を持っている人も当然ながらいて、復興のプロセスには痛みも少なからず伴うことも現地の方との交流のなかで感じさせられました。

また、語り部さんの話の中で印象的だった言葉があります。今、被災地が求めているのは「愛情」。その反対は「無関心」という言葉です。現地の方々は自分たち だけではマンパワーの問題でできないことが多く、誰かの助けを必要としていました。七夕祭りにおいても、ボランティアを募集し、地域の人とボランティア、 分け隔てなく楽しもうとする姿勢がとても印象的でした。現地の方々は門戸をオープンにして誰かが来てくれることを待っています。4年半経った今、生活はな んとかできるようになったものの、まだまだ足りないものは多くあります。もう生活できるようになったから大丈夫だろうと無関心になるのではなく、被災地に 興味を持ってまずは現地に行く、そして現地の人と話をし、小さなことでもお手伝いをする、それが重要なんだよと私の身近な人にも伝えていきたいと感じまし た。電機連合のような大きな団体だからこそ今回のような人的支援は行えたのであり、今後も労働組合として支援することが大事だなと思った次第です。

最後にこの5泊6日を共に過ごした実行委員の方々、4班のみなさん、ペンション福田組には感謝しかありません。みなさんと過ごした時間のなかでたくさんのこ とを学ばせていただきました。特に子供たちと過ごす中で学ぶことは非常に多く、また忘れられない良い思い出をいただくことができました。

このような素晴らしい体験をさせていただいた電機連合事務局の皆様と、地球緑化センターの皆様には心より感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。

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