電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第2次東北ボランティア感想文

【4班】第2次東北ボランティアの感想文

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安川グループユニオン 近藤 健二

4班の実行委員の近藤です。
みなさんで参加した七夕まつりの山車の巡行で、地元の方から先導や交通整理をしたときに伺ったこと、知ったことについて書きたいと思います。

大石の山車は公民館を出てから、まず気仙川沿いまで巡行しました。川沿いまでけっこうな距離でしたが、聞けばそのあたりまでが大石の地域だったので、震災後もこのルートを以前と同様に巡行しているとのこと。
震災やその後の地域の思いを感じた気がしました。

そこから今年のまつり会場まで巡行する間や、七夕まつりの会場に到着してからは、川原、森前、駅前といった他の地域の山車に会いました。以前は12台あったうごく七夕の山車は東日本大震災のあとは10台でやっているそうです。

最初は「それぞれきれいに装飾しているなあ」とか、「ああ、聞いていたとおり、山車でおはやしが違ってる」とか思いながら見ていました。そのうち、大きな山車の大町がきて、荒町がきました。
大町、荒町って昔から仙台にある古い町名と同じだなと思い、一緒に先導していた地元の方に聞いてみました。すると、「仙台の町名と関係あるかわからないが、以前の陸前高田の商店街が大町で、その先が荒町、その間から駅までの町が駅前」とのことでした。そして、「みんな住んでいた町や家は震災でなくなったのだけれど、おまつりには以前の町内の人達が力を合わせてやっているんだ」ということを教えてもらいました。

おまつりの加勢で私たちのようなボランティアを他の山車でも見掛けましたが、地元のまつりのベテランや太鼓のスペシャリストといった大人に交ざり、朗々と掛け声かけながら先導していく小学生や、威勢よく晒を巻いて法被をきた中高生なども多く見掛けました。
震災後で更地のままの地域や、大きな建機での造成工事が続く町の様子を見ると、復興まではまだまだ時間がかかると思います。防災学習やガイドでまだまだ大変な様子を見て、そうした状況を現地に来たから知ることができたと思っていましたが、おまつりに参加している地元の方からのお話から、地域の熱意や結束をより感じることができました。

今回の東北ボランティアで訪れた気仙大工伝承館に貼ってあったポスターに「知ってけさいん、語ってけさいん」とありました。

知ってください。そしてそれを語ってくださいということですが、被災地に来て、見て、知ったつもりになっていました。

今回のおまつりで教えてもらったことや、公民館で館長さんたちに伺った公民館の軒下まで津波が来たお話、育苗場で鈴木会長から伺った宮城の閖上(ゆりあげ)や他の被災地と情報交換しながらすすめているといったお話など来て見ただけではわからないことを、ボランティアのあいだにいろいろ見聞きして感じることができました。

東北ボランティアは、被災地での防災学習、見学、松の育苗場での作業、夏明かりの作成やおまつりの参加といろいろな角度からの活動でしたが、こちらが復興を支援するより、ボランティアを通して今やこれからの活動について考えるよい機会となりました。

今となると一番暑いときの活動でたいへんでしたが、参加者のみなさま、実行委員のみなさまお世話になりました。

ありがとうございました。

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