電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第2次東北ボランティア感想文

【事務局】第2次東北ボランティアin陸前高田市に参加して

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事務局次長 内田 文子

今回事務局として、第2次東北ボランティアの活動に参画させていただきました。この企画は小学生以上の子どもも参加できるという事もあり、小学5年生の長男も一般参加させていただきました。長男にとっては、震災のあった年に保育園の卒園・小学校への入学と節目の行事があり、色々な意味で忘れることのできない出来事だったと思います。しかし、なかなか被災地を訪れる機会もありませんでした。今回は、せっかくの機会ですので、被災地を実際に訪れ、防災学習や被災地の方との交流を通して、震災のこと・被災地の現状・防災の重要性・助け合うということなどを学び、その中で何か感じてくれるものがあればとの思いもあり、参加を勧めました。

主な活動内容は、次の通りでした。

  1. 防災学習として、語り部の方の話を聞きながら陸前高田の被災地を回り、津波の恐ろしさや助け合うことの大切さ、普段から防災意識を持つことの重要性、さらには被災地のことを風化させないことの必要性を学びました。
  2. 高田松原再生活動として、高田松原の再生計画を学び、高田松原を守る会が育てている松の苗床での草取りや新たな苗床の開墾作業を実施しました。活動期間中は真夏日が続き炎天下での作業となり、熱中症にならないようにまめな水分補給や休憩を適宜とるなどして実施しました。ケガや熱中症による体調不良の方などがなく、無事に作業を終えることが出来ました。
  3. 夏あかり作成と動く七夕まつりへの参加では、大石町の山車引きに地元の方たちと一緒に参加しました。動く七夕まつりの歴史を学んだあと、夏あかり用に模造紙をカットして、思いおもいに絵やメッセージを書き、竹灯籠を組み立て、大石公民館の周りに設置しました。動く七夕まつりでは、昼の部と夜の部があり、大きな山車を引くお手伝いをしました。山車には電機連合から提供させて頂いた音響やLEDがふんだんに使われ、特に夜の部ではLEDが大活躍でした。今年は昨年の事故の反省を踏まえ、スタッフの配置や誘導などをしっかり行い、ケガ人が出ずにほっとしました。
  4. 最終日の報告会では、班ごとに活動を振り返っての発表と、陸前高田市長の講演、地元の八木澤商店会長の講演を聞き、地元の方との交流を深めました。さよならパーティでは、班ごとに趣向を凝らし全員参加で出し物を披露しました。

参加者は事務局も含めると総勢66名、バス2台での行動でした。私の担当は2号車で、家族参加の方がほとんどでした。初参加の私には慣れないことも多かったのですが、リピーターのご家族に様々な情報を提供いただき、また皆さんの温かいご協力もあり、仲良く、楽しく過ごすことができ、あっという間の6日間でした。長男もはじめは、慣れずにいましたが、作業を通して皆さんと仲良くなり、とても楽しかったようです。ありがとうございました。私自身も被災地の現状や被災地の方の思いなどにふれ、復興にはまだまだ時間がかかること、被災地のことを風化させないためにも機会があれば被災地を訪れること、動く七夕まつり(地元のお祭り)も私たちボランティアが参加することが必要な状況であることなど、私たちに出来る復興支援の方法は様々あると、今回の活動を通して改めて気づかされることも多く、来年以降もこの活動を継続していく必要があると感じました。

今回の東北ボランティアに参加いただいた皆さん、班をまとめていた個性豊かな実行委員の皆さん、運営をサポートしてくださった「NPO法人地球緑化センター」の皆さん、本当にありがとうございました。

来年以降も「被災地と心をつなぐ活動」に参加いただける方の和が広がればと願っています。

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