電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第3次東北ボランティア感想文

被災地と心をつなぐ活動を終えて

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パナソニックグループ労連 西島 良明

阪神淡路大震災等の数々の天災を目の当たりにし救援の必要性をしっておりましたが、私は復興ボランティア活動に今回初めて参加しました。ボランティア活動に否定的であった訳ではありませんが、一歩足を踏み出せませんでした。今となっては、参加する機会を与えていただいたことに非常に感謝するとともに、なぜ、あのとき一歩踏み出せなかったのかと後悔しました。また、参加する前までは、ボランティア活動といえば瓦礫の撤去等のインフラの復興支援と思っていました。本ボランティアを通じて、復興後に現地の人と対話することも、ボランティア活動である事を思い知りました。

本活動の中で、防災学習の語り部の新沼さん、高田松原を守る会の鈴木さん、伝承館の方、大石町七夕祭りの菅野さんと斉藤さん、陸前高田市長、八木澤商店 河野会長などの多くの現地の方の話を聞く機会がありました。各参加者で、それぞれ印象に残った話があったと思いますが、私は、「防波堤や居住地用の土台等ができハード面の復興が進んでいるが、ソフト面の心の復興に時間がかかるであろう。心の復興のためには人の交流が重要であるので、何度も陸前高田に足を運んでくれることは、とてもうれしい。」が心に響きました。そして、菅野さんが自作の七夕祭りのミニ山車を電機連合に贈呈したとき、このボランティアと町のつながりの深さをしみじみと感じました。

作業としては、松苗畑の整備、松苗を潮風や飛び砂などから守る竹簀の作成、夏明かりの作成、うごく七夕祭りの山車引きでした。炎天下の中での作業となりましたが、参加者のご協力もあり、大きな事故もなく無事に作業を遂行することができました。松苗は、50年後に防波堤付近で立派に成長しているそうです。かなり先のことですが、50年後の高田松原の景色を観に寄りたいものです。そして、夏明かりは、和紙に描かれた参加者の思いを彩り、夏明かり越しにみた煌びやかな山車はとても幻想的でした。最後に、うごく七夕祭りは江戸時代から続く伝統ある祭りで、大きく煌びやかな山車と激しい囃子は、私を魅了しましたし、大石町の斉藤さん達が激しく太鼓をたたき活き活きとした姿をみると、血湧き肉躍ったことを思い出します。そして、本祭りを通して陸前高田市に多くの人々のつながりが築かれ、心の復興の一助になってくれるのではと思いました。しかし、祭りを運営するには人手不足と感じましたので、祭りの魅力を多くの方に伝え、祭りの参加者を増やさないといけないと認識しました。

今回のボランティアは、「被災地と心をつなぐ活動」がコンセプトです。そして、参加して感じた私の被災地と心をつなぐ活動は、「陸前高田市に再訪し現地の方との対話。現地の方と対話してほしい事を多くの方に伝える。」でした。 また、陸前高田市に限らず、他の復興後の災害地を訪問したいと思いました。

最後に、1班のメンバーの明るく前向きな発言と活動に本当に助けられました。5泊6日の長期間、楽しく寝食を共にできたのは皆さんのおかげと思っています。また、今回、実行委員長という立場でありましたが、電機連合事務局、地球緑化センター、そして実行委員の皆さんのおかげもあり、大きな事故もなく円滑に運営できましたこと、また多くを学びの機会をいただけたことに心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

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