電機連合

文字の大きさ

ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第3次東北ボランティア感想文

第三次東北ボランティアin陸前高田を終えて

Photo

NECグループ連合 大野 俊之

今回、第三次東北ボランティアに副実行委員長として参加させていただきました。


私自身、ボランティア活動のために被災地を訪れるのは初めてで、この6日間を通じて、今までメディアの報道でしか知らなかった陸前高田の現状を深く目の当たりにし、震災、津波による被害の大きさ、遠い遠い復興までの道のりを改めて痛感しました。


今まで自分自身の被災地への関わりというものは、年に何度か被災地に行き、語り部さんのお話しを聞き、被災の遺構を見学するくらいの表面的なものでしたが、今回「被災地と心をつなぐ活動」として、高田松原の再生活動や大石町のうごく七夕祭りに参加させていただき、たくさんの地元の方と接する中で、表面だけでなく心持ち深く皆さんの想いを共有することができた事は、自分にとって大きな経験となりました。参加者の皆さんと一緒に、このような経験をともに分かち合うことができ、今後忘れることのできない思い出の一つとなりました。


防災学習で学んだ「心の防潮堤を高く、作られた防潮堤を頼ってはいけない」事。松原再生活動で知ることのできた、向こう50年にも及ぶ計画、多くの支えがないと松原再生が成り立たない事。伝承館で学んだ「津波てんでんこ」(「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ。自分の命は自分で守れ」という防災標語)。うごく七夕祭りに対する大石町の皆様方の想い、山車の櫓から見ることのできた変わりゆく町の風景。市長からお話しのあった「この災害が自分の街で起こったらどうか」考えて自分で備える事。盛り土の上に新たな街ができても、人が戻らないと復興とは言えない事。八木澤商店会長から学んだ「信頼」という言葉の意味、重み。言葉や文章で表せない事も数多く胸に残っています。これら一つ一つ学んだことは、一つ一つが想像を絶する経験を元とした金言であり、私たち一人ひとりが、身近にいる家族や友人たちだけでなく、自分の所属する組織や地域に伝えていかなければならない教訓です。地震はないと言われていた熊本にも大きな震災が発生したように、今後も大災害はいくらでも身近なところで起こりえます。「防災よりも減災」自分が教える側の立場となり、陸前高田の皆様の想いを、「被災地と心をつなぐ」その意味をのせ、自分自身これから何ができるかを考え、行動に移していきたいとおもいます。


そしてまた必ず陸前高田を訪れ、力強く復興した町の姿を目に焼き付けたいと思います。


結びになりますが、3班のメンバー、事務局・実行委員・地球緑化センターの皆さん、福田のお母さん、大石町の皆々様、お世話になったすべての方々に感謝します。本当にありがとうございました。また来年も今期とは違う形でお手伝いさせていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

雇用の安定と電機産業の発展

電機連合の政策・制度実現に向けた取り組みを紹介します。

電機連合と政治

みなさんに身近な政治について、なぜ電機連合が参画するかなどをわかりやすく紹介します。また、組織内議員、電機連合議員団ネットワークを紹介します。