電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第3次東北ボランティア感想文

長かった6日間

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安川グループユニオン 谷川 哲也

こういった震災ボランティア活動という形で参加するのは初めてでしたが、その初めての経験が実行委員という立場での参加ということで最初は非常に困惑しました。私はどちらかというと、あまり積極的にしゃべるタイプでもなく人見知りするほうなので、最初は戸惑いながらの対応となってしまったことを思い出します。ぎこちないながらも他の実行委員メンバー、また班員の協力もあり、なんとか無事に終わることができたこと、この場を借りてお礼申し上げます。


さて、本題に入ります。先に触れたようにボランティアという形で参加したのは初めてですが、実は約1年前の2015年9月に安川労組役委員の資質向上のため、被災地視察という形でこの陸前高田市を訪れました。その時は「希望の架け橋」と称された巨大なベルトコンベアが稼動していたのですが、今はそのベルトコンベアは撤去され津波の被害にあった平野部は盛り土の山ができてる状態となっていました。1年前訪れたときは、数年後復旧した街並みをもう一度見てみたいなと思っていたのですが、まさかこんなに早く訪れるとは。今回、語り部さんの話を聞きながら復興状況を見させてもらいましたが、建物やインフラの整備は徐々に進んではいるものの、人が戻ってくるまでに至っていないことを痛感させられました。津波の被害で無くなるのは一瞬だが、それを復旧させるのは並大抵の努力ではないことを改めて感じ、私ができることは何があるだろう?ちっぽけなひとりの人間に何ができるだろう?と考えさせられました。ただ、今回のボランティア活動を通していくなかで、いろいろな人の温かみや絆を感じ、そんなに頑張らなくても私ができる範囲で何かできることをやればいいんだと思えました。  2~3日目に行った高田松原再生活動。NPO法人高田松原を守る会会長の鈴木さんから「われわれだけの力では少しずつしか進まない作業も、電機連合の方々の協力で非常に助かってます。」という言葉で、暑い中の作業でしたが頑張って良かったなと思えました。来年からは大切に育ててきた松苗の植樹が始まるとのことだったので、何らかの形で携わりたいと思ってます。


3日目の七夕まつり前夜祭。太鼓の音と「ヨイヤサー」の掛け声でまつり本番に向けテンションも上がってきます。その時、「太鼓叩いてみる?」と声をかけられたので調子に乗って叩かせてもらうことに。見よう見まねで叩いてみますが、地元の方のようにうまくは叩けず・・・。しかし、通常のお祭りの囃し方といえば専門職ではないけれど素人が太鼓を叩くなんてとても考えられないはずですが、このような経験をさせてもらい非常にありがたかったです。


4日目のまつり本番、朝からテンションMAXの地元の方々に混じり、小さなお子さんも。太鼓の音を聞くとそれに合わせて踊っている(踊らされている?)姿と、その笑顔が非常に印象的で、この子たちが大きくなってこの祭りを盛り上げていくんだろうな~と思うと、感慨深いものがありました。祭りの最中もそうですが、終了後の懇親会など、大石町の方々と電機連合メンバの絆が年々深まっているというのが実感できたし、私もその一員になれたことが非常に嬉しかったです。


そうこうしてると最終日。正直、3~4日目は疲労も溜まって「まだ終わらないのか?早く帰りたい。」と思っていたのですが、振り返ってみるとあっという間の6日間でした。いろいろと大変だったけれど、達成感はハンパなく、皆さんとお別れするのが寂しかったです。こういった機会を与えていただいた電機連合事務局の皆さん、地球緑化センターの皆さん、そして共に支えあった実行委員の皆さん、協力いただいた4班のメンバー、一言では言い表せないのですが、ほんとうにありがとうございました。

雇用の安定と電機産業の発展

電機連合の政策・制度実現に向けた取り組みを紹介します。

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みなさんに身近な政治について、なぜ電機連合が参画するかなどをわかりやすく紹介します。また、組織内議員、電機連合議員団ネットワークを紹介します。