
被災地と心をつなぐ活動に初めて参加し、多くの貴重な経験をさせていただきました。関係者の皆さんに深く感謝いたします。
参加して最も驚いたことは、自分自身の心のあり方の変化だったように思います。
被災した遺構の見学や現地の方々のお話を通して、津波に遭遇した方々の恐怖や無念を思うと胸が締め付けられる思いでした。その中で自分たちの町や景色を取り戻したいという強い意志をもって活動されている人々にはこちらの方が勇気づけられるほどでした。また、お祭りでは山車回しの手際の良さや笛・太鼓の技量の高さにも圧倒されました。
出発前に震災や陸前高田のことを調べ、その被害の大きさや復興の大変さは理解したつもりでしたが、やはり遠いところから見ていた自分がありました。自分自身が現地に行くことで、町の再生にかける皆さんの意気込みをいくらかでも共有できたのではと思います。陸前高田のことを心から応援したい気持ちになりました。市長の「とにかく現地に来て、見てほしい」という言葉の意味がよく分かりました。また、「あなたたちは被災者にならないでほしい」「当たり前のことが当たり前に続くのが幸せ」という言葉も噛みしめながら帰ってきました。
今回、参加を決めるにあたって、長期の活動であることや子どもを連れていくことに対して不安もありましたが、事務局の方々の素晴らしいサポートもありすべて杞憂でした。子どもにとっても将来への大切な糧になったと思います。思い切って参加して本当によかったと思います。(とも)
行く前はボランティアってどんなことをするのかよく分からず、自分にもできるのか心配でした。6日間は長いかなと思ったけど、どれも初めてのことばかりで、終わってしまったらあっと言う間でした。
まち全体がかさ上げ工事をしていて、家やお店はまだ少なかったです。津波を受けた場所もたくさん見学しました。気仙中学校は大きくこわれていましたが、みんなひなんして無事だったと聞いてよかったと思いました。
高田松原の再生では、松のなえを守る竹すを作ったりしました。竹をあんで、メッセージも書けてよかったです。何十年か後に大きくなった松原を見られたらいいなと思います。
お祭りでは、灯ろうを作ってかざったり、かけ声を出しながら山車を引いたりしました。たいこや笛が上手で、にぎやかで楽しいお祭りでした。
ボランティアには子どももたくさん参加していてみんなお友達になれてよかったです。
できればまた参加したいです。これからも陸前高田のことをおうえんします。(りさ)

