電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第4次東北ボランティア感想文

第4次東北ボランティア・心の復興

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電機連合 松原 愛

私は東日本大震災から4年経った高二の時、宮城県へボランティアに行き感じたことと、今回のボランティアで思ったことを比較してみた。

大震災が起こって今年で6年が経つ。そろそろ元の風景に戻っているのだろうと期待していた。だがそうではなく、津波を防ぐための防波堤や盛り土が造り途中の状態で、2年前とそこまで変わっておらず少し悲しくなった。

しかし2年前と今回とで変わった点がある。2年前は付添のボランティア職員の方に「被災地の方とお話しするときは、話す内容に気をつけるように」と言われ、十分に注意していた。だが今回、現地の方は震災当初の状態や津波の様子を写真を用いてお話ししてくださった。大震災から4年後と6年後では、現地の方の震災に対する捉え方に変化が表れ、心の面で復興の兆しが見えてきたことに嬉しく感じた。

今回の目的は、被災地と心をつなぐ活動。被災地に足を運び現地の方とお話しをし、そこで学んだことや被災地の現状を多くの人に伝えることがその意味だ。伝承館の館長や市長、八木澤商店の河野さんがおっしゃった「津波てんでんこ」という言葉も、私は初めて知った。これは自分の命は自分で守ることを言う。

松を潮風から守る竹簾づくりのお手伝いをしたのだが、その竹簾づくりを教えてくださった方々は、自分たちは高齢で50年後の松を見ることはできないと話されたので、私はまたそこを訪れ立派な松を見たい。そして日常に戻った私たちがまた被災地に足を運ぶことで「被災地と心をつなぐ活動」になる。

あいにく、活動の間雨が降らない日はなかった。祭り当日も雨粒が私たちの頭上に降り注いだ。だが雨も気にせず、太鼓や笛を吹く地元の方の熱意に驚いた。それだけ大切なお祭りなのだと思うと、大きな山車は重かったが皆で声を合わせ引くことができ、誰も怪我をしなかったことに大きな達成感を得た。またどの地域も負けず劣らず輝かしい装飾がされた山車で心を奪われた。

この活動で現地の方の2年前と今回で心の復興も進んだことや、大事な言葉を学び命を守るためにどうすればいいかを考える貴重な経験になった。これを機に防災意識を高めたいと思う。

多くのことを教えてくださった陸前高田の皆様、ボランティア活動を円滑に進めるために準備をしてくださった地球緑化センター、電機連合事務局、実行委員の皆様、そして被災地に関心を持ち足を運ぶ決意をされた参加者の皆様、ありがとうございました。

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