地域から支えられているからこそ、今の私たちがある

東芝労働組合姫路支部では地域社会に貢献する活動として、毎年夏季一時金支給日に労働組合が単独でカンパ活動を行っており、お寄せ頂いたカンパ金で地域の社会福祉施設や教育施設に電器製品などを寄贈しています。元々は年末一時金支給日の組合員の相互扶助を目的としたカンパ活動でしたが、地域への貢献とこれまでの感謝の気持ちから、記録が残っている限りでは昭和48年頃から地域施設への寄贈を行っており、今も組合員、従業員の善意の心が受け継がれています。
保育園児の皆さんから感謝の気持ちを込めたプレゼント

夏季一時金支給日に、姫路支部の執行部、職場委員長、青年・女性常任委員が工場門前にてカンパ活動を行います。工場構内で働く組合員、従業員だけでなく東芝グループ関係会社、協力会社、派遣会社の皆さまからもお寄せいただいたカンパ金で、工場近隣(揖保郡太子町、姫路市、たつの市など)の社会福祉施設、教育施設(小学校、保育園など)に対し東芝関連製品の寄贈をしています。直近19年間では延べ約85施設に東芝関連製品(テレビ、クリーナー、ノートパソコン、エアコン、CDラジカセなど)を寄贈してきました。寄贈先ではセレモニーを開催してもらったり、また保育園では園児の皆さんから感謝の気持ちを込めた手作りのうちわをプレゼントしてもらうこともあり、本当に心温まる瞬間です。


労働組合担当者の声
当工場は、これまで事業の終息や事業構造改革など辛い歴史を経験してきており、組合員・従業員数も減りました。そのような中、どんなに取り巻く環境が厳しくても、一人あたりのカンパ金の金額は毎年大きな変動もなく、組合員・従業員をはじめ、工場で働く皆さんの温かい善意の気持ちを地域の活動に活かす、重要な役割を担っていると改めて感じています。昨年社会福祉施設に液晶テレビを寄贈した際、その横には以前寄贈させていただいたブラウン管テレビがあり現在でも大切に使われていました。施設を利用する皆さまから感謝の声を頂く度に、カンパにご協力を頂いた皆さんへの感謝とともに、これからも地域とともに工場が発展していくため、この活動を継続していきたいと考えています。