組合員にみえる形の取り組みを

ペットボトルキャップの回収は、以前から行っていました。ある団体にペットボトルキャップを送付することでそれをワクチンに変え、発展途上国に寄付するという活動です。ただ、もっと組合員に見える形の取り組みを実施できないかと模索していたところ、ペットボトルキャップを加工して、いろいろな物(プランター、クリアファイル、定規など)にリサイクルしてくれる業者を見つけました。
リサイクル品を保育園に寄贈 緑化活動にも貢献

まずは、ペットボトルキャップでリサイクルした物を有効活用してくれる組合員さんがいないか、機関紙などで募集しましたが、なかなか見つかりませんでした。
そんななか、執行委員のお子さんが通っている保育所でもペットボトルキャップを集めているのだけれども、いつも近くの市民センターに持っていくだけで、どのような形で利用されるのか分からないという話がありました。そこで、園児たちが集めたキャップをこちらで回収し、プランターに変え保育園に寄贈させていただくことにしました。
保育園の園児たちにはペットボトルキャップを捨てずにリサイクルすることで、プランターとして有効活用できること、また、そのプランターで植物を育てることで緑化活動にもつながることなどを伝えることにより、このような活動の大切さを感じてもらうことができました。
組合としても、この活動を機関紙やホームページにて紹介することで、ペットボトルキャップ回収への協力につながりました。また、会社近隣の保育所に贈呈することで地域貢献活動にもつながることができたと思います。
労働組合担当者の声

この活動の取り組みのスタートとして、子どもたちに「リサイクルの大切さ」を学んでもらうために、リサイクル活動について紙芝居方式でプレゼンを行いました。これが非常に好評で、その後も子どもたちが積極的に、ペットボトルキャップを集めるようになったそうです。自分たちが集めたペットボトルキャップがリサイクルされ、プランターになったものを受け取ることで、リサイクル活動を実感でき、さらには、お花を植えて、『ぼくたちが地球を守る!!!』と、最年長の子どもたちは、まるでヒーローになったように、年下のお友だちに自慢していたそうです。このような活動を通して、地域貢献ができたこと、未来を担う子どもたちに限りある資源を有効活用することの大切さを伝えることができたことに喜びを感じています。