未来を担う地域の子ども達の経験の場
ニュークリア・フュエル・ユニオンでは、既存の枠にとらわれず、できることからチャレンジする精神で、ペットボトルキャップ・プルトップの回収・寄付、会社周辺清掃のボランティア活動などの社会貢献活動を行っています。

<和紙作り体験>
今回ご紹介する活動は、児童養護施設の児童たちを毎年招待して行っている「ふれあいキャンプ」です。もともと三浦半島労働者福祉協議会での取組みがきっかけでしたが、現在では会社((株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン)の厚生組織から誕生させた労使共同運営の「GNF-Jボランティア基金」が主体となって開催しています。一泊二日のキャンプを通じて、未来を担う地域の子どもたちの様々な経験の場になること、そして参加する組合員にはボランティアや社会福祉を身近に感じてもらう場となることの両面を期待しています。「ふれあいキャンプ」は招待する児童養護施設での人気イベントの一つで、野外授業として位置づけられ、子ども達にとって貴重な機会となっているようです。
なお、この取り組みには三浦半島労福協の加盟組織との協同事業を推奨する「コラボ企画」による支援も受けています。
組合員が社会福祉活動の"何か"を感じる貴重な機会

<農業体験>
この「ふれあいキャンプ」は、組合員・管理職(非組合員)を問わずボランティアスタッフを募り、企画・運営を労働組合が主体となって担っています。普段接する機会の少ない、親や施設の職員以外の大人との関わりを通じて児童達が自らの進路を主体的に考え選択する能力を身につけること、また学校外で成長過程に必要な様々な貴重な体験を積むことで心豊かな人間へ育成していけるきっかけとなるよう心掛け、毎回企画内容を考えています。

<サップ体験>
このため、ボランティアスタッフは、子ども達の成長過程の一端を担うべく企画・運営に労力・体力(子供たちの交流は気が抜けなく体力勝負でもあります)を費やしていますが、組合員自らが社会福祉活動の"何か"を感じ成長できる貴重な機会にもなっています。
労働組合担当者の声
7年前の「GNF-Jボランティア基金」による開催当初から、ふれあいキャンプに参加してきました。当時1年生で参加していた児童は中学生になります。参加した児童のなかには18歳を過ぎ、既に施設を退所して社会へと巣立った児童もいます。施設の子ども達と楽しい交流を重ねるごとに、社会福祉活動の大切さを実感し感慨深いものがあります。
「ふれあいキャンプ」は小学生までを参加対象としているため、毎年小学6年生の児童には、「今年で最後のキャンプなんか嫌だよー。中学生も参加出来るようにしてよ!」と落胆した様子で言われます。そうした声を聞き、子ども達がこのキャンプをとても楽しみにしてくれていたのだとひしひしと感じるとともに、重要な社会貢献活動であることを強く実感しています。