今回初めてこの東北ボランティアに参加しました。参加するきっかけは私のお母さんが一緒に参加しようと言ってきたからでした。ボランティアというもの自体自分には殆ど初めての経験で、更に少し長い期間であったためとても戸惑いました。
私の中では陸前高田は津波で被害に遭ったところというイメージだけで、震災から7年も経っているんだし復興支援といってもなにをすることがあるんだろうと思っていました。しかしいざ陸前高田に着くと私の想像していたところとは全く違うところでした。率直な感想を述べると何もないという印象を受けました。そのことが私には衝撃でした。現地の方のお話を聞くとそれは思っているよりもはるかに凄まじく大きな津波が街を襲ったのだと感じました。更に写真を見比べてみると一目瞭然で津波の恐ろしさを改めて自分で見て実感しました。
私は祭りの時に炊き出しの係りになりました。カレーを作るということで色々準備してた時に大石の方とお話しする機会がありました。どこからきたの?神奈川?遠いところから来たのね~。何歳?学生さん?いつもいつもこうやって毎年来てくれてありがとうね。とっても助かってるよ。本当にありがとう。と言われました。私は親に連れてこられて来ただけなのにこんなにもありがとうって笑顔で言ってくれてこんなに何もしないでいた私にでさえありがとうと言ってくれたことにすごくびっくりしました。そして前の東北ボランティアの方々が作り上げて来た絆を感じることができました。そして様々な苦労があったにも関わらずこうやって素敵な関係を築くことができることがすごいと思いました。
ボランティアに行く前は周りの人にもなんで7年も経っているのに行くの?西日本ではないの?とよく言われていて実際私もそう感じている部分はありました。しかし今回行ってみてまだまだやることがあることをみて感じられて自分が今できることはなにかと考えた時にまだ復興が必要なこと、今回経験したこと、知ったことを周りの人に伝えることだと思いました。まだまだ伝えてられない部分はありますが、話していこうと思います。