五年前、被災地がどうなっているのかこの目で確かめてみよう、当時小学4年生の娘の自由研究になればと、安易な気持ちで初めてボランティアに参加しました。私が初めて陸前高田を訪れた時、巨大なベルトコンベアが稼働する工事現場、復興の日はいつになるのか、先の見えない現状に、私は何が出来るのか考えさせられました。陸前高田の現状を多くの人に知ってもらいたいと思い、娘の自由研究に協力、娘の努力もあって、市の社会科作品展に三年連続出展することが出来ました。自由研究を通して、お友達や父母の方に陸前高田の事を知ってもらうことが出来ました。また出来る限り家族そろって陸前高田に足を運ぼうと決意いたしました。昨年は仕事の調整が出来ず、私一人ボランティアに参加できませんでしたが、組合員の家族として揃ってボランティアに参加を続ける事が、私でも出来ることと思っています。
今回のボランティアは、悪天候のため予定していた高田松原の再生活動、七夕祭りの山車引きが、予定のコースを回ることが出来ず、もやもやする気持ちが残ってしまいました。そんな中でもボランティアを継続するすばらしさ、体感することが出来ました。七夕祭りの時、第1次のボランティアから、第3次までお世話になった宿泊先のお母さんが、わざわざ私達家族に会いに、足を運んでくれました。2年ぶりの再会に嬉しくて、涙が溢れてきました。今では、私達家族にとって、陸前高田は第二の故郷になってます。
嵩上げ工事が進み、駅前のショッピングモールや様々な建物が完成し、ハード面の復興は時間と共に、少しずつですが進んできました。でもソフト面の心の復興には、人と人の心の繋がりがまだまだ必要だと感じます。このボランティアに参加することで、陸前高田の方々、ボランティア参加者と素晴らしい心の繋がりをもてた事に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
(ママくま:松本由美)
今年、陸前高田に行って一番感じたことは復興がとても進んだということです。小学4年生の時に初めて行ったときはベルトコンベアがたくさん稼働していて本当にこれから復興が進むのかと思った記憶があります。そして、その景色が三年間続いていました。そのため、毎日新しい道が作られたり、お店などができていたりしていたのが復興に向かって進んでいるのがとても感じられました。また、そんな変わっていく街を見守ることも私達ボランティアがすることの一つだと思いました。これからもボランティアに参加して陸前高田を見守っていければいいなと思います。
(ななくま:松本七海)
最後に、言いたい事、思うこといろいろありますが5年間毎年参加させて頂き巨大なベルトコンベアーの嵩上げ作業から毎年少しづづ復興を見てまいりました。アバッセたかたができ、暮らしていくための基盤がやっとできてきたなと思いました。毎年ボランティアに参加させて頂き、地域の方々に寄り添うことができたかと考えさせられます。家族で参加して一人ひとりで思ったこと感じたこと、感想して書かせて頂きました。来年も、出来る限り参加したいと思います。
(パパくま:松本信明)
(※読んで興味を持って頂けたなら、来年第6次ボランティアでお待ちしております。)