電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第5次東北ボランティア感想文

第5次東北ボランティアに参加して

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3班 松尾 敏光/NECグループ連合

今回、「第5次東北ボランティア in 陸前高田市」に実行委員として参加しました。これまで陸前高田の地へ訪れたことがなく、初めて陸前高田市へ到着したときに思ったことは「復興にはまだまだ時間がかかる」と改めて感じました。

【防災学習】
2011年3月11日に発生した東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市は震災から7年経った今も嵩上げ工事が日々行われています。被災した直後は瓦礫だらけの姿をテレビで放送されていたのを覚えていますが、防災学習で視察をさせていただいた街並みは復興に向けて街全体を12m程嵩上げをしている最中であり、同じ被害を二度と起こさぬよう防災都市として変貌しようとしています。一部には津波で被害を受けた旧気仙沼中学校、奇跡の一本松等が残されており、津波被害の凄まじさが伝わってきました。

気仙大工左官伝承館では館長より震災当時にあったできごとや気仙大工の建築物の丈夫さ等を聞き、震災で起きたことを後世に語り継ぐことも防災対策の一つと認識しました。

【高田松原再生活動】
陸前高田市の沿岸部に位置する高田松原。津波によって奇跡の一本松を残して約7万本あった松がすべて流されてしまい、元の松原へ再生するには約50年かかると言われており、継続して活動を行うことの必要性を感じました。今回はあいにくの天候で苗床だけは見学させていただきましたが、苗床整備の活動ができず非常に残念な思いが残りました。

【七夕まつり支援】
毎年、陸前高田市で行われる動く七夕まつりに参加しました。動く七夕まつりは煌びやかに飾られた11台の巨大な山車がお囃子や太鼓にあわせて陸前高田の市内を練り歩くものです。お祭りの支援をさせていただいた大石町には震災の影響によってお祭りに参加する人が減ってきており、このままでは大石町の方々だけで巨大な山車を引っ張ることができず、お祭りが継続できない現状があるため、我々ボランティアも一緒になって山車を引っ張り盛り上げる活動を第1次から継続実施しています。

大石町の方々はリピーターに対し「また来てくれたんだ」「今年もよろしく」と言った心が繋がっている一面もありました。見ず知らずの土地から来たボランティアに対し、大石町の方々が思いを寄せる七夕まつりに参加できるまで色々な議論であったり、葛藤があったと聞きました。一度ボランティアに訪れて終わりではなく、これまでの活動実績やリピーターが多く参加していることで大石町の方々と心が繋ぐ活動となっていることを身に沁みました。

東北ボランティアに参加して、陸前高田の人々が震災を通じて経験してきた出来事や悲しみを身近にいる家族や友人、そして組合員の皆さんに伝えていく必要があります。これからも私なりに被災地と心をつなぐ、被災者の皆さんに寄り添った活動を続けていきたいと改めて感じました。

雇用の安定と電機産業の発展

電機連合の政策・制度実現に向けた取り組みを紹介します。

電機連合と政治

みなさんに身近な政治について、なぜ電機連合が参画するかなどをわかりやすく紹介します。また、組織内議員、電機連合議員団ネットワークを紹介します。