電機連合

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ボランティア活動

電機連合が実施しているボランティア活動について、紹介します。

第5次東北ボランティア感想文

この経験を「忘れない」、そして「無駄にしない」

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3班 松本 貴之/シャープグループ労連

今回のボランティアに参加して最初に感じたことは「陸前高田市の復興は道半ば」であることです。私自身、震災後初めて東北の地に訪れたのですが、訪れる前は震災から7年5ヵ月経過したことで、「ある程度復興は進んでいるのだろう」と勝手な思いでおりました。しかし、現地に近づくにつれ、未だ更地のところや、嵩上げするために土盛りをしたり、新しい道路をつくるために大型重機や大型トラックが行き交ったりする姿を目の当たりにし、自分の無知で勝手な思いに恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。

このボランティアでは大きく3つの内容について経験させていただきましたので、それぞれに感じたことを述べたいと思います。

① 防災学習
「マルゴト陸前高田」の語り部の方や、気仙大工左官伝承館の武蔵館長のお話を聞き、自然災害についての怖さ、被災したときの対応など、気付きをたくさんいただくことができました。特に、武蔵館長がお話された「津波てんでんこ」の重要性には当たり前のことながら改めて気付かされました。「津波てんでんこ」は津波が来たら一刻も早く高台に逃げろ、と言う意味があるそうです。「命が最優先」という思い、震災のとても苦しいつらい体験がこの「津波てんでんこ」に含まれていることを感じ、とても強く印象に残りました。

② 高田松原再生活動
今回のボランティアでは天候に恵まれず、2日間予定されていた高田松原再生活動はやむなく中止となり残念でしたが、これも含めてボランティアということを学ばせていただきました。「高田松原を守る会」のみなさんのご配慮で現地を見学することができたことで、今後の高田松原の再生にとても興味を持つことができました。

③ うごく七夕まつりへの支援
大石地区で七夕まつりへ参加させていただきましたが、大石地区のみなさんがとても温かく私たちを受け入れてくれたことで、このボランティアのコンセプトである「被災地と心をつなぐ活動」がしっかりと根付いていることをとても強く感じました。このボランティアが今回で5回目ということから、過去からこのボランティア活動に参加し、被災地と心をつなぐ活動にご尽力されたみなさんに改めて敬意を表します。

この6日間は長いようで、過ぎるとあっという間の期間でした。今回経験した内容はどれも私にとってとても貴重な経験となり、そして、私には今まで縁もゆかりもなかった陸前高田市という場所がとても身近で大切な場所となりました。今回の参加でさまざまな気付きをいただけましたので、この内容をいろいろな人へ伝えて、東日本大震災での経験を「忘れない」、そして、「無駄にしない」ようにしていきます。

最後に、このボランティアの運営にご尽力いただいた事務局のみなさんと一緒に取り組んだ実行委員のみなさん、そして今回参加されたみなさんに感謝致します。
ありがとうございました!

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