電機連合

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地域コミュニティの充実

安心して暮らせる社会の実現に向け、地域コミュニティへの参画事例について紹介します。

地域コミュニティ活動の紹介(地方議会議員)

地域住民とともに自主防災会を設立
滋賀県彦根市議会 森田充議員#

豊かな自然と歴史遺産のまち、研究学園都市でもある彦根市

彦根市は、豊かな自然環境と歴史遺産に恵まれ、また交通の便が良いことから琵琶湖東北部の中心的都市として発展を続けてきました。市域面積は196.87平方キロメートルで、主要な産業は、商業・サービス業を中心とした第3次産業の比率が高く、次いで製造業が中心です。また、滋賀大学、滋賀県立大学、聖泉大学、ミシガン州立大学連合日本センターが立地しており、研究学園都市の特徴も備えています。人口は112,620人です。
彦根市と言って真っ先に連想されるものに『彦根城』『ひこにゃん』がございます。

少子高齢化の進行による地域防災力の低下等の懸念

彦根市は総人口、世帯数ともに増加傾向にある一方、人口に占める年少人口(0~14歳)の割合は小さく、老年人口(65歳~)の割合は大きくなっており、少子高齢化が進行しています。平成27年(2015年)には、人口に占める老年人口(65歳~)の割合が23.4%で、約4人に1人が高齢者となっています。
少子高齢化の進行などによって、地域防災力が低下することや、老朽化した公共施設等の更新・維持が難しくなることが心配されます。
また、鈴鹿西縁断層帯などの活断層による地震災害や強力な台風や竜巻、局地的な大雨、集中豪雨等の風水害などへの対応が必要不可欠となっています。

地域住民とともに自主防災会を設立

近年、日本各地で多くの地震や風水害の自然災害が発生する中、自然災害の 少ない彦根市においても平常時の備えが非常に重要であると考えます。
特に地域防災の役割は重要であり『活気に充ちた彦根』を創るためにも地域防災力の強化は必須施策のひとつと考えます。
彦根市においては、自主防災会の結成率は61.2%、活動カバー率74.2%に留まっており少子高齢化などの影響を受け近年は新たな自主防災会組織の立上げが鈍化しています。
実は、私が日頃からお世話になっている地元自治会にも自主防災会組織がありませんでした。自ら活動することにより、なぜ結成率や活動カバー率が伸び悩んでいるのか解決策の手がかりが見つかるのではと考え、地元自治会で自主防災会の設立を提案しました。そして、賛同をして頂いた方々に役員になって頂き、令和2年の自治会定期総会での承認を経て、本年7月に自主防災会を設置することができました。
コロナ禍で活動に制限がある中、まずは役員の資質向上に向け、研修会の開催や毎月の役員会合を実施、防災備品などの購入や防災拠点となる公園清掃や防災訓練など今出来ることに取り組んでいます。共に活動するメンバーも、改めて防災を考えるきっかけになったなどの反応もあり、地域コミュニティーの大切さも浸透してきていると感じています。

Photo自主防災会役員メンバー
Photo防災拠点となる公園の清掃
Photo防災訓練の様子
Photo防災備品の数々

コロナ禍が落ち着いてくれば地域住民と一緒に活動を進めていける準備をしっかりと行い、地元自主防災会から『災害に強い地域』『安心して住める地域』を目指していきたいと考えています。
そして、この活動を、彦根市全体の活動につなげていけるよう、まずは地域住民との繋がりをしっかり作り、他地域の自主防災会とも連携強化を進めていきます。

森田議員ってどんな人?

滋賀地協事務局長 大江 彰宏さん

森田議員は、1期目の新人ですが、初めての本会議で1番手として登壇し、堂々と一般質問を行いました。学生時代のバレーボールの経験、労働組合の役員として培った経験から、決断力とチームワーク、そして、心からのやさしさを持った、尊敬できる議員です。
初当選から2年半が経過し、議員としての経験も備わったことで、電機滋賀のメンバーや地域の皆様からも信頼され、頼られる存在として日々の議員活動を行われています。
今回の取り組みも、森田議員の地域のためにできることをしたいという強い決意が周りの方にも影響を与え、実現したものと思います。
そのまじめさゆえに、色々と悩むことも増えていると思いますが、同僚の議員、労働組合の仲間、地域の皆様と共に解決していきましょう!
いつも笑顔を忘れず、真摯に物事に取り組む森田議員の活動をこれからも支援していきます。

森田充(もりた みつる)プロフィール
Photo

滋賀県彦根市議会
生年月日:1972年11月1日
出身地:滋賀県長浜市
好きな言葉 真摯に学び、変化に恐れない

雇用の安定と電機産業の発展

電機連合の政策・制度実現に向けた取り組みを紹介します。

電機連合と政治

みなさんに身近な政治について、なぜ電機連合が参画するかなどをわかりやすく紹介します。また、組織内議員、電機連合議員団ネットワークを紹介します。