4月4日、1週間の日程の中日となった。
昨日の作業による筋肉痛で、心配した通り、朝から皆の動きがどことなく重い。
しかし、現地の要請に最大限応えようと、あらためて元気を出す。
今日の作業は、相馬のイチゴ畑の整地作業だ。
ビニールハウスのあったところへ流されてきた大木と、土砂に埋まるように残っているビニールハウスの鉄骨を、農家の重機とともに、取り除いていく。
午前中は、主にゴミや大木の撤去作業を行う。
足場はぬかるんでいて、踏み込み次第で長靴が抜けなくなる状況での作業となった。
午後になると、ビニールハウスの鉄骨を1本、1本手で取り除いていく作業をはじめた。
雪も降り始める中、体を動かし続けないと体温が低下し、凍える過酷な作業環境だ。
それでも皆、ドロドロになりながら午後3時までの作業を黙々と続けた。
体は相当疲れ切っていたが、農家の方がお礼にと出されたイチゴ。これは最高に美味かった。
正直、今までにこれほど甘いイチゴを食べたことがない。練乳なんか必要ないのだ。たまには、こんな美味しい思いも良いものだ。
過酷な作業と被災地での温かい心遣いに、ボランティアの醍醐味を感じた。